2017年の映画 ベスト4 | Life is Like A Perfectgarden

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スター・トレックの事や見た映画 読んだ本やCDの感想などを書いています。

2017年の映画 ベスト4

(映画館で見たよ編)

1位 グリーンルーム


映画としての完成度とかそういう事では無いのですが思い入れとして もう1位はこの作品ですねぇ。
去年 不幸な事故で亡くなった俳優 アントン・イェルチンさんの亡くなる直前の出演作です。
それが偶然の出来事から危機に陥るストーリーのスプラッター映画。
ああそうか スプラッター映画というジャンルはこういう日常の中の危うさの比喩なのかと思いました。

(少しネタバレ)
冒頭で主人公バンドのメンバーが録音したラジオが 最後に流れるというシーンがあるのですが事故で亡くなったアントンさんの予期もしなかったであろう出来事の後に見るこの映画作品という現実の構造がオーバーラップして いつも大号泣してしまいます。

2位 コンサルタント

逆に映画として良く出来ていると感じたのが『コンサルタント』です。
本当に絵がカッコ良くて 説明的じゃないのに多弁で全てが分かる作品です。
ここから 自分の中のアナ・ケンドリックさんブームがきて『ピッチパーフェクト1.2』や『バッド・バディ!私とカレの暗殺デート』
そして HARIBO クマグミブームへと流れていきました。(かなり飛躍していますが)

3位 エンドレス・ポエトリー

ホドロフスキー監督の最新作 彼の提唱するサイコマジックによる自身の父親との確執を治癒する通過儀礼を88歳で自分の息子達を使って行うという凄い作品でした。
(これを説明するのが凄く難しいのですが。)
現在の自分の考えや悩み 思想とも被る事もあって 本当に衝撃を受ける作品でした。
(別に自分は父親との確執は無いですが)

4位 誰もいない国

サー・パトリックとマッケラン先生の舞台『ノーマンズランド』を撮影して 映画館で見るという趣向の作品でした。
よく考えられた舞台ってこんなに面白いのか!!という発見が沢山ありました。
パワーゲームの表現としての椅子の距離 4人に対して椅子が3つみたいな舞台だからこその表現
何より お二人のサーの演技力と迫力 いつまでもこの世界を見ていたいと感じました。
そして何より 舞台の面白さを映画館で体感しました。



(家で見たよ編)

1位 ペネロピ


今年出会った 大好きな映画です。どれくらい好きかというとサントラ パンフ 小説を集める位です。
本当に素晴らしい作品です。
いずれブログにじっくり感想を書きたいです。
本当に素敵な物語を大好きなキャストで紡いだ素晴らしい作品です。

2位 二十日鼠と人間(1939年の映画)

こちらは1年くらい探していた作品です。何故か今年いきなり某大手中古屋さんのあちこちで売られている時期が。
こちらも 1939年の映画 リメイク リメイクサントラ 小説と集める位に大好きな作品です。
いずれブログにじっくり感想を書きたいです。
世界観 小さな物語を何重にも語る語り口 演技 全てが素晴らしい作品です。

3位 不思議惑星キン・ザ・ザ

ツイッターで教えてい頂きまして 偶然ブルーレイのソフトが売っていまして 観たらこれが・・・
変。凄く変。そして まだ咀嚼できていない・・・けど凄く好きな作品でした。
一言で言うと「クー」(劇中のセリフです。)

4位 ラ・ジュテ

ラジオで作品の話を聞いて 何年も見たくて探して プレミア価格で高額で・・・それが 今年ブルーレイで販売。
そして見たら・・・これも変で最高な作品でした。
スライド写真と語りで紡がれる全編28分のSF作品なのですがその物語もビジュアルも本当に魅力的で不思議な作品でした。


よく考えると全然ブログに感想を書けていないですねぇ。
この中で書いたのは『グリーンルーム』だけです。
ただ 生涯ベスト級に何作も出会う一年でした。
後 本当に映画館でよく映画を見ました。
2017年 無視できない映画が多すぎです。
なのに 映画館で見落とした作品も多いので困ります。

後 何故 ベスト4なのかと言いますと5位になる作品は沢山あって選べなかったからです。



ちなみに ワースト作品は『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』です。
言い訳としましては シネマ神戸さんで『コンサルタント』との2本立ての2本目で見たのが大きいかと思います。
緻密な映画の後に うっかりドジ達珍道中みたいな作風が・・・オイ!!ってなりました。