宝探し4 | rossiの世界
お宝を手にするために、
時として
手段が宝にすり替わってしまう時がある。
手掴みしたら早いのに
箸を使ってみたり
フォークを使ってみたり
スプーンを使ってみたり
気付けば、その手段の手順を
1から学び始めていたりする。
欲しかったお宝は
手に入れるための手段だったのか。
いつの間にか、
手段のコレクター化していたりもする。
目的は、
お宝を手にして
味わうことなのに、
手順を教え込まれているうちに
その手段や順番通りにしないと
お宝は手に入らないと錯覚してしまう。
今、こうしてやっている事は
お宝に直結する事なのか?
手段に直結する事なのか?
冷静に自分を眺めて苦笑い。
目的は、
お宝を手にして味わいたい。
たったそれだけのために、
手掴みできる事まで
複雑にしていたりする。
宝探しは、シンプルに
味わう事だけ考えよう。

