オンバト初挑戦でオフエアとなった僕らだったが、それから二ヶ月後、再び収録に呼んでもらえた。

「次負けたらもう行かせない」
とマネージャーに言われ、2回目にして窮地に追い込まれていた。

初挑戦の時、僕は大事な事を学んだ。

テレビの収録だからと変に意識して、自分はテレビの向こうの視聴者に対してネタをしていた。

オンバトは観覧のお客さんがいる。この人達を笑わすべきなんだと。


そして2回目の挑戦。
ネタはヒーロー物のコントで、僕は女の子役だった。
そこそこウケて、球もバケツにそこそこ入っていた。

これは数年後の話だが、なぜかいつも僕がバケツを取りに行って、計量の時もバケツを持っていたので、だんだんバケツを持っただけで何キロバトルかわかる特殊能力が身についた。

話を戻す。
結果は441キロバトル、上位5組のうちの4位で無事に初オンエアとなった。

もうオンエアされるだけでお祭り騒ぎで、
「売れた!」と思った。

それから何回もオンバトには呼んでもらえた。

ここでネットにあった僕らのオンバト通算成績を見てみよう。


「Plus-1」と書かれてるとこからが、後続の番組「オンバト+」なので、爆笑オンエアバトルはその上までとなる。

通算4勝4敗。勝率5割というなんともつまらない成績だ。

そして爆笑オンエアバトルは生まれ変わり「オンバト+」という番組となった。


するとどうだろう、上の表と下の表を見てもらえればわかると思うが、急に負け知らずとなったのだ。
1回目のオンエアから解散するまで、無傷の9連勝だった。
後半は、もうオフエアなんてするわけないとまで思っていた。

実はロビンソンズになってから、二回だけ挑戦し、一勝一敗だった。

ほんとに芸人愛に満ちた番組だったと、今改めて思う。

またこんな番組が始まればいいな、とも思うし、
あったらあったで辛い事もあるな、とも思う。


ベランダからの猫。