あぶない、生い立ちブログを忘れるとこだった。

さて、中学二年生になった。
ここからが、地獄の始まりである。

うちの親は自営業で印刷会社をやっていたのだが、この頃会社が倒産した。

多額の借金を抱え、母親は外に働きに出た。
本当によく働いてくれていた。
多分、3つぐらい仕事をやっていたと思う。

父親はと言えば、働きに出るのを嫌がり、印刷会社で使っていた機械を自宅に持ち込み、細々と印刷会社とは名ばかりの仕事を続けていた。

自分は子供ながらに、
「変なプライドを持つのはよくない」
と学んだ。

昨日まで普通だった夕飯も、急に質素になった。
五人家族で焼き魚が三尾だけの時があって、
『貧乏暮らしのススメ』というマニュアル本でも読んでるのかと思うほど、わかりやすく貧乏だった。

姉は私立の高校に通っていたし、何とか稼がなきゃと必死だった。

母だけが。

自分はなるべくわがままを言わぬよう、空気を読み、この頃から小遣いをもらわなくなった。

お年玉も、多分この頃からもらっていない。

自分の子供時代は、中二で終わったのだ。

バスケをやってて欲しいバッシュもあったけど、三年間同じバッシュを履いた。

ほんと、よくグレなかったと思う。


だから中二の頃の記憶に、まったくいい思い出がないのだ。

うちのガヤご覧頂きありがとうございました。