愛しています
結婚して下さい。
いきなり
始まったプロポーズ。
一週間前に
入った女の子、
祥子チャン、ハタチ。
ジュンに
一目惚れしたらしく
モーレツに
アタックしていた。
ママは
知らんぷり。
カズミもフミヤも
知らんぷり。
こーゆーときは
男の友情もアテに
ならない。
私は
ジュンに腕を
掴まれたまま
身動き出来ない。
いちおー
祥子チャンに
話した。
美人の奥さんいるし
入れ墨入った
ヤクザの組長だよ〜ん
と。
ソンナコト
気にならない
らしい。
ジュンに言った
ここで
スッポンポンになり
入れ墨を見せてやれば
と。
おー!
大きなドヨメキが起こり
ジュンをアニキと呼ぶ
ヨロシク兄さんたちが
オレたちにも見せて下さい!
と、始まった。
マズイ
らしい
何がマズイのか?
べつに男だし
いいんじゃない?
と、言っても
絶対ダメらしく
必死な顔をしている。
トイレに
引きずって行かれた。
なんなの、ジュン
お前どうしたの?
泣きそうな顔して
鍵まで掛けて。
…わかった。
そーゆーコトなのね。
酒に酔って
具合が悪いみたい
と、言いながら
皆んなをあしらい
車にジュンを乗せた。
こういうのは
得意だ。
うんうん
分かったよ ジュン。
ツカサ姐さんの
キスマーク
いっぱい付いてたもんね
入れ墨に負けないくらい。
テキトーに
祥子チャンに
言っておくね〜
口止め料は
また別途請求するから
ヨロシク!
