先輩と付き合い始めてしばらくして、まーくんにも彼女ができた。

聞いた時、胸がちくっとした。

やっぱりいやなんだなぁ、私、と思った。


先輩といる時にも、まーくんのことを考えるようになった。

まーくんを諦めようと思えば思うほど、まーくんの存在が私の中で大きくなるのが分かった。


先輩はいつも優しくて、面白くて、私のことを好きでいてくれた。

でも、やっぱり先輩と付き合うのが辛くなっていった。

バイト先で、彼氏ができたことをまーくんに話した。

まーくんは、一言、

「へぇ。」って言った。


なんなん。


どう思ってんのか分かんないじゃん。

て言うか、やっぱなんも思ってないんじゃん。

もういいや。

忘れよう。

先輩を好きになろう。

まーくんはただの友だち。

私は自分にそう言い聞かせた。

まーくんへの想いを抱えたまま、数ヶ月が過ぎた。

大学の先輩から、告白された。

同じサークルの、2つ年上の先輩だった。

迷った。

先輩はとてもいい人だし。

かっこいいし、おもしろいし。

頼り甲斐はあるし。

まーくんの顔が、一瞬頭に浮かんだけど。

脈ないしなぁ。

でも、先輩を断ってまーくんに告白…

いやいやいやいや。

無理でしょ。

私は先輩と付き合うことにした。