看護師になってはみたけれど… -6ページ目

看護師になってはみたけれど…

看護師になってはみたんだけど。
まぁね。いろいろあります。

騙し騙し、日々の業務をなんとかこなしていたが、突然、周りがザワザワと騒ぎだした。数日前に、教育グループのあるひとりの看護師に『実は、10キロ痩せちゃって…』と休憩中に話をしてしまったことが尾ひれや背びれをつけておもしろおかしく噂になって病棟に広まっていたようだ。


『大丈夫?』キョロキョロ!?
『大丈夫です』プンプン!!
『大丈夫じゃないでしょ』キョロキョロ!?
『大丈夫ですよー』プンプンアセアセ
なんて答えればいいのかわからない。大丈夫だけど、イヤだ。大丈夫だけど、ここにいたくない。大丈夫だけど、あんたたちなんか大嫌い。大丈夫になるように、今日は早く帰らせてアセアセ


否定するのも疲れてきたある日の朝、受け持ち患者の情報をパソコンで収集しながら、私は過呼吸発作を起こしてしまった。もうポキンと折れたのかパチンと弾けたのかわからないけど、ダムが決壊したように心の器から感情が溢れだした。


ここからは転がるように事が動き始めた。


お勤めする病院はそれなりに大きいので、リエゾンのカウンセラーが、週に1日だけだけどいる。
きっと密かに存在するであろう看護師管理マニュアルに沿って、まずは精神カウンセリングを受けることになった。カウンセリングとは言いながら、優しく事情聴取をされているようなものだった。話した内容は、看護管理室に報告されるであろうことは明らかだ。慎重に言葉を選びながら、ここに至るまでの話をした。


カウンセラーからは
『働き方を変えてみる?しばらく夜勤なしの日勤勤務にしましょう』
『休職があけたら、外来とか血浄に部署異動する?とりあえず、明日から10日ほど休職しましょう。』などと、耳障りのいい話があり、少しホッとしたことを覚えている。


リエゾンのカウンセリング終了後、これもきっと存在するであろう、壊れそうな看護師を管理するマニュアルに沿って、看護部長面談をうけることになった。耳障りのいい話をもらってホッとしていた気持ちが一瞬で凍りつくほどこの部長面談がとんでもなかったということについては…


つづく。