プッチーニ『蝶々夫人』は誰が感動するのか? | memo*randum

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友人とのメールのやりとりで『蝶々夫人』の

話がでてきました。

あまりにもひどい日本女性の表象。

着物にフリルがついたりして。。。

そこで知ってるようではっきり知らなかった

『蝶々夫人』をWIKIで検索してみると

男性にとってパラダイスな女性です。

 

あらすじを簡単に説明すると、

アメリカの海軍士官が

没落した武士の娘(蝶々夫人)と恋におちて

士官はアメリカに帰国します。

蝶々夫人に迎えにくるからといって。

蝶々夫人は日本で彼を待つ間に

士官との間にできた子どもを生みます。

士官の友人?から、

士官は本国でアメリカ女性と結婚したことを

知らされます。

3年も待たされた挙げ句です。

ここで普通ならむかつきますが、

蝶々夫人はむかつくどころか

その結婚を祝福します。

ここまでは、蝶々夫人が祝福するなら

外野(わたし)が喚いてもしかたないと

我慢しました。

 

外野のわたしの堪忍袋の緖がブチギレたのは

こともあろうに、士官の妻が

蝶々夫人と士官の子どもをよこせといってきたのですね。

そのために夫婦揃って来日します。

わたしなら、いいかげんにせい〜といって

子どもをこれみよがしに

見せびらかすとこですが、

蝶々夫人は度が過ぎるお人好しなのか

二人の結婚を祝福し子どもを渡すことを

承知してしまうんですねー。

そして、

子どもを目隠しして日米の旗をもたせ

自分は父親の形見の刀で自死します。

士官があわてて駆けつけたときはときすでに遅し。

 

ピンカートン(士官)の都合の良い性格を考えたら

ラストで蝶々夫人のもとへ駆けつけたのは

自殺されたら自分が罪悪感を感じてしまうため

自殺を阻止しにかけつけたとしか

思えないからです。

蝶々夫人が自殺する前に会えたとしたら

この男は、口先だけの甘い囁きを囁いて

蝶々さんから奪った息子と妻とともに

本国へ帰ってしまうのでしょう。

もしそうなった場合、

本国に行った息子のことも心配です。

夫妻の間に子どもができたら

息子は下男としてこき使われるのではないか。

あるいは息子は父の仕打ちに反発して

成人したら日本にもどって蝶々さんと暮らすのか?

いずれにしても、ピンカートンが一番良い思いをしてるなー

というお話ですね。

これって、一体誰が感動するのでしょう?

我が家のろびんちゃんとるなちゃん

全員女子

他にイケメンあおちゃんもいます