基本的に、いいねしてくれた方のブログには訪問しているのですが、
以前の記事にいいねをしてくれた方のブログに訪問した際、「5月20日を高次脳機能障害の啓発の日にしてみませんか」という内容の記事を拝見しました。
いいね!と思ったので、微力ながら参加させて頂こうかと思います。
はじめましての方も、そうでない方も、お越し頂きありがとうございます。
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以前ちらっと書きましたが、
私の父は脳梗塞の後遺症で高次脳機能障害があります。
くも膜下出血の手術中に脳梗塞を発症し、治療・リハビリで半年入院して、現在は退職して、デイサービスを利用しながら在宅生活しています
(自宅内は杖なしで歩けるレベルですが、)左片麻痺もあるので、見た目からも「障害のある人」とわかりますが、見た目にわからない高次脳機能障害、なかなか大変です
とは言っても、父は軽度なほうだと思います。
ただ、軽度だからこそ、ちょっと会話をしたくらいでは気付かれない。
ちょっと行動を見ただけでは、「麻痺のせいかな」と思われる。
それはそれで難しいところです
不注意なことが多かったり、
促されないと行動開始できなかったり、
夜中なのに朝だと思って着替えて起きてきたり、
実生活で困ることはたくさんあるけど、私は同居してないので、母の話も父の話も「あららー、困るね」「うんうん、大変ね」と聴いて、何か提案があればしますが、あくまでもその程度です。
なので、具体的なエピソードや専門的な話ではなく、「同居してない家族」としての私の気持ちを書こうかと思います
私のこの気持ちを何と呼ぶのか、よくわかりませんが、「寂しい」や「切ない」に似ている気がします。
「くえこさんのお父さん、面白い人だね」と、リハビリの人によく言われてましたが、それがなんとなく複雑な気持ちでした。
ほんとはそんな人じゃないんだけどなぁ、と。
たしかに、すごく性格変わったわけではないです。
寡黙ではなかったし、人当たりももともと良かったけど、そんなにおしゃべりなタイプではなかった父。
発話量自体がすごく増えたわけではないし、人の話を聞かなくなったわけでもないけど、なんというか…いらんことまで言う時が…
場面や空気を読みきれてないというか…
もちろん、暴言とか人を傷つけるようなことは言わないから、そんなに実害があるわけではないけど、
酔っ払った時の父に似ています。
だからこそ、「面白い人」と言われると、「もともとはそんなかんじじゃないんだけどなぁ」と思ってしまいます
→症状としては、注意障害と軽度の脱抑制だと思います。
易怒性(怒りっぽくなること)はないので、対人的には問題ないのですが。
やっぱり、いろんなことがスムーズにできなくなったし、失敗が増えたことは確かだけど、それだけじゃなく、性格もなんとなく病前とは違う。
性格≒行動パターンだから、当然と言えば当然だけど…
もともと、堅物ではないけど真面目で理性的で、だけど家族や親しい人には時々おちゃらけてみせたりする、
几帳面ではないけど必要なことや良いと思ったことはきっちりやる
そんな人でした。
今も家族思いで穏やかな性格に変わりないので、それは本当に涙が出るほど心から良かったと思っていますが、生活の面でも性格の面でも、父が変わってしまったことが、なんだか切ないというか寂しいというか…
一緒に暮らしていれば、そんなことより実生活の問題にもっと頭を悩ませてるんでしょうけど
まぁ、なんだかんだ、今の父も変わらず大好きですが
父の日のプレゼント、何にしようか考え中です