この仕事を始めてから、語学学校やホームステイの手配、観光旅行やガーディアンなど色々な仕事をしてきましたが、初めからずっとやっているのが、“英語教師宅での個人レッスンつきホームステイ”の手配。



始まりはこうです。




私が渡英したのは、1996年。


渡英後、ロンドンの小さな小さな日系旅行代理店でアルバイトをしていた時、ふと目に付いたパンフレット。




それは、パメラがやっていた“Essential English"という会社のものでした。


英語の個人レッスンのついたホームステイは、当時ちらほら日本の留学雑誌にも出始めていた頃で、


日本の留学エージェントと何か仕事を始めようとしていた私はどういう内容か興味を持ち、パメラにコンタクトをとりました。


偶然にも、彼女はサリー県のウオーキングというところに住んでいて、私が当時も今も住んでいるギルフォードとは電車で10分ほどの近さ。


ホストファミリーも、ほとんどがサリーまたはお隣のハンプシャー在住でした。


パメラは50歳すぎのアクティブな女性で、親切な話し好きのおばさんという感じの人でした。


ホストファミリーを何件か見せてあげると言われて、車で連れて行ってもらったのですが、行ってみて驚きました。


それまで私が抱いていた“イギリスのホストファミリー”=テラスハウスの貧しい家、不親切、ケチ、せこい、(ろくなもんでない)、というイメージが見事にくつがえされたのでした。


見た事もないようなあまりの家の立派さにおじけづき、本当に中に入ってもいいのだろうか、などと考え、こんなと


ころでホームステイ?マジで?いいの??本当に?


ホストマザーも親切で、なんだか信じられないのでした。


今から思うと、サリーという地域(ロンドンから南へ電車で1時間くらい)が比較的金持ちの住むエリアだったこと、パメラがカソリック信者で教会関係者からの口コミでホストファミリーが集まっていたこと(キリスト教徒なので奉仕の精神がある)が大きいと思うのですが、当時の私はまだイギリスに住み始めたばかりで、そんなことは知る由もありませんでした。




すごいものを発見した驚きで、留学経験のある友人の晶子さんが日本から遊びに来た時にもパメラに頼んで一緒にホストファミリーを見に行ったのですが、彼女も唖然としていました。晶子さんも私も留学時代にホームステイしていた家は、典型的なワーキングクラスの家だったので。




パメラとはその後3,4年一緒に仕事をしました。


日本からホームステイのお客様がいらっしゃると、パメラの車で一緒に空港へ向かい、私とパメラでお客様をお出迎えしました。ホームステイ先まで送り届け、日本語でのサービスは私が担当しました。



やはりホストファミリーが良かったので、お客様にはとてもとても好評でした。




60歳を超えたパメラは引退して引っ越してしまい、今はソールズベリーに住んでいます。


熱心なカソリック信者なので、余生を大聖堂のそばで過ごしたかったのでしょう。


今でも時々たずねていきますが、ご主人のアランさんともども、暖かく迎えてくれます。



イギリスでホームステイしませんか。-ソールズベリー2


イギリスで一番高い尖塔を持つソールズベリー大聖堂。中のステンドグラスがとても素敵です。

パメラは大聖堂の目の前のフラット(レンガの建物)に住んでいます。後ろはご覧のように牧草地帯。



パメラが引退してしまった後、私は彼女の仕事を引き継ぎませんでした。


本当はそうすればよかったのでしょうし、パメラもそれを望んでいたのでしょうが、結局私は自分でやる自信がなかったのです。




パメラは会社をホストファミリーの一人に売り、私はその人とも一緒に仕事をしましたが、色々あって今では自分でホストファミリーをリクルートしています。




ホストファミリーさがしは大変です。なかなか、良い人に巡り会えませんし、妥協もしたくありません。


金額の問題もあります。お金持ちほど、もらえる報酬にこだわります。


このへんの話はまた別の機会にでも書くとして。。。




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