大河ドラマは、篤姫もよく見ましたが、天地人も、ほぼ見ています。直江兼続を演ずる妻夫木聡さんは、自分の魅力をよく前面にだしてます。これほど泣く武将が戦国時代にいたかは別として。さて、今日の気になる一言です。
「真実と偽りの間に、誠あり。」

処世術の極意とでも言いましょうか。
人の世の中、最も良い結果を求めるのならば、
事実に多少、色をつけたり、嘘も方便と言うような場合は確かにあります。ただ、誠という言葉の重みを感じました。
(法遵守(コンプライアンス)について述べている訳ではありません。)

天地人
http://www9.nhk.or.jp/taiga/
「海軍の保護のもとオホーツク海で操業する蟹工船は、乗員たちに過酷な労働を強いて暴利を貪っていた。“国策”の名によってすべての人権を剥奪された未組織労働者のストライキを扱い、帝国主義日本の一断面を抉る「蟹工船」。近代的軍需工場の計画的な争議を、地下生活者としての体験を通して描いた「党生活者」。29歳の若さで虐殺された著者の、日本プロレタリア文学を代表する名作2編。」(新潮文庫より引用)    ある本屋で、目立つ所に棚積みになっていた「蟹工船」(著者、小林多喜二)の単行本を手にとりました。なぜ、今、この本が売れているのか、これは読んで理解するしかありません。まず、この本が発行されたのは、昭和初頭である時代背景を考えると、軍事国家日本において、言論の自由はなく、反体制的な言動には厳しい弾圧が繰り返されていた中であった事を踏まえて読む事が大事だと思います。本編の全般にわたって、劣悪な環境をくどい程に具体的に描写しつづける姿勢は、読者にその覚悟を意識させるかのように後半まで、ひっぱります。そして、徐々に急展開するのですが、馴染みの無いイデオロギー(ここでは、共産主義といった思想)の元にサボタージュ、またストライキという行動が、権力を握る経営者(資本主義)に有効であると説く若き活動家(おそらく著者自身)の姿勢が、今の時代には、新鮮に写るのかもしれません。ただ、成熟した現在の日本においては、経営者対労働者といったそんなに単純な構造で、世の中がまわっているとは思いませんが、この厳しい不況の中において、世論があらためて労働者の権利を意識しだしたのは、確かかもしれません。

新潮文庫
http://www.shinchosha.co.jp/book/108401/
中国で活躍されているコンサルタント、アドバイザーである田中 信彦氏の面白い記事をみつけました。「中国当局の発表によれば、今回の経済危機による輸出不振などで沿海部の工場が倒産するなどして、農村部から都市部に出稼ぎに出る農民工1億3000 万人のうち2000万人が職を失い、農村に戻ったという。これは大変なことで、この人たちが農村に留まるにしろ都市部に戻るにしろ、社会の不安定要因になりかねないことを当局も認め、危機感を表明している。中国経済の成長構造に問題があるのは確かであるし、決して将来は楽観できないと私も思う。ただ、今回の経済危機で失業者が巷にあふれ、不満を持った労働者の暴動があちこちで発生し、いまにも国家体制が崩壊するかのような見方は性急だと思う。それはなぜかと言えば、ここに書いたように中国社会は、
 (1)常にリスクマージンを広く取っておくことが常態化している「ゆるい」社会であり、
 (2)多くの人は手持ちのキャッシュで可能なことしかしておらず
 (3)不確実性(将来の不安)に対する人々のストレス耐性が強い
 と考えるからである。」(wisdomより引用)    簡潔に言うと、ちょっと乱暴かもしれませんが、「何が起きるかわからない」社会に慣れている中国の国民は少々の事では、動じないといった感覚が、この記事からよく伝わってきます。日本はトヨタ式生産システムに代表されるように、切れ味は鋭いですが、乱戦の世の中になると、「ゆるく」ない事が弱点になるかもしれません。

wisdom
http://www.blwisdom.com/pr/china/07/
身内同士で、傷つけあう。
こんなに悲しく、辛い事があるだろうか。
血がつながっていても、他人よりも、ぎくしゃくと噛み合わない。
そうした日々を、もう何年、過ごしただろう。
もちろん、たまに、上手くいってるように感じる時もある。
でも、また横殴りの、しっぺ返しがくるのだ。
その居心地の悪さと気まずさに、じっと耐える夜は長い。
(そして、また無関心を装って、この身を守る弱い自分は。...)
「涙の中にかすかな灯りがともったら
 君の目の前であたためてた事話すのさ
 それでも僕等の声が乾いてゆくだけなら
 朝が来るまでせめて誰かと歌いたいんだ

 昨日のあなたがう偽だと言うなら
 昨日の景色を捨てちまうだけだ。
 .....
 心の声をつなぐのがこれ程怖いモノだとは
 君と僕が声を合わす
 今までの過去なんてなかったかのように歌い出すんだ。」
 (作詞、作曲: 山口隆 「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」より引用)

もう、2年前になると思うのですが、トップランナーに出演されていて、暑苦しいほどのライブスタイルと、メロディーラインが、ほとんどないパンクロック?についていけませんでした。最近、聴きなおしたところ、妙に共感しました。アルバム「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」は、後半、ソウルフルな曲もあって聴きやすくなってます。以下、興味深いインタビュー記事があったので、引用します。
「如何に愛情に餓えてるかってことだと思うんですよね(笑)。それは本当でしょうね。如何に僕らが愛情に飢えてるバンドかと言うか。でもだから聴きに来てくれるんじゃないかな。同じところの真空ポケットに。「愛することのすべて」とか言ってんもんね。やっぱりパーツが足りないんでしょうね。人が満足するためのパーツが。ジグゾーパズルの1ピース、2ピースが多分足りないんだと思いますよ。だからこそ「愛」だの「好き」だの「奴らはズルイ」だの。やっぱり満たされてないんだと思うんですよね。」(「hotexpress・サンボマスター インタビュー」より引用)

hotexpress・サンボマスター インタビュー
http://www.hotexpress.co.jp/interview/sambomaster_080123/sambo_article05.html#official