「偉大な革命家でカリスマ的存在ともなっているチェ・ゲバラの、闘士としての半生を2部作で描く歴史ドラマの前編。フィデル・カストロと出会ったチェ・ゲバラが、キューバ革命へと突き進む過程がドラマチックに展開される。監督と主演は『トラフィック』でも数々の映画賞に輝いた、スティーヴン・ソダーバーグとベニチオ・デル・トロ。フィデル・カストロは、『ウェルカム!ヘヴン』のデミアン・ビチルが演じる。」(シネマトゥデイより引用)     2本を立て続けて観ましたが、4時間25分という超大作です。ドキュメンタリータッチで、自分がその場で、体験しているような錯覚を感じます。エルネスト・チェ・ゲバラ(チェ・ゲバラ)が、どのような人間であったかを知りたいという想いで、最期の瞬間のあり方まで、目が離せなくなります。チェ・ゲバラは、英雄、そして絵になる男と言ったイメージが先行してますが、その人間的な細やかな内面の魅力も、決して感傷的ではなく、淡々と描写されてます。この映画は、膨大なリサーチやインタビューに基づいて、シーンの細部を再現し、事実に基づいて作られているだけあって、誇張やオーバーアクション等は見受けられませんが、実にリアルに迫ってきます。資本主義での搾取される人々を開放するための武力闘争を、現在のモラルに当てはまるのは難しいと思います。しかし、1960年代の圧制的な政権配下の中南米の状況において、ゲリラ活動により革命を起こし、社会の秩序を立て直す、熱い情熱と高い志は、今、客観的に見ても、求めてやまないものがあると思います。

エルネスト・ゲバラ、追記。
アルゼンチン生まれ、医者にして、革命家。
持病(喘息による発作)を持ちながら、過酷な環境でのゲリラ活動に邁進。
ゲリラの規律として、同志内部での脅しや暴力を許さない。
「神を信じるか。」という問いに、「人は神を信じるが、私は人を信じる。」と語った。

シネマトゥデイ
http://www.cinematoday.jp/movie/T0006789
当映画のオフィシャルサイト
http://che.gyao.jp/
おじけづいて、引き返したくなった時に、ぴったりの曲。思い出しました。もう、5年前の曲でしょうか。ミスチルで、一番、お気に入りの曲でして、またPVが見るほどに印象に残るショートストーリーになってます。私たちは、悲しいことがあっても、希望があっても無くても、日々の生活に追われながら生きていくしかないのです。だとしたら、どう生きていたいか。このPVは、生活に疲れきった中高年世代をとりこむ泣き所が、実に上手いと、うなづいてしまいます。

「ねぇ くるみ
 時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば
 生きる事は実に容易い

 ねぇ くるみ
 あれからは一度も涙は流してないよ
 でも 本気で笑う事も少ない

 どこかで掛け違えてきて
 気が付けば一つ余ったボタン
 同じようにして誰かが 持て余したボタンホールに
 出会う事で意味が出来たならいい
 出会いの数だけ別れは増える
 それでも希望に胸は震える
 十字路に出くわすたび
 迷いもするだろうけど」
 (作詞、作曲:桜井和寿 Mr.Children「くるみ」より引用)
(「くるみ」とは、「これから来る未来」を略して擬人化したという一説あり。)

Mr.Children「くるみ」、聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=UGbqOjD2Lq8
「申し上げます。申し上げます。旦那さま。あの人は、酷(ひど)い。酷(ひど)い。はい。厭(いや)な奴です。悪い人です。ああ。我慢ならない。生かして置けねえ。....ざまあみろ!銀三十で、あいつは売られる。私はちっとも泣いてやしない。....私は、けちな商人です。欲しくてならぬ。はい、有難う存じます。はい、はい。申しおくれました。私の名は、商人のユダ。へっへ。イスカリオテのユダ。」(文豪ナビ 太宰治「駆け込み訴え」より引用)    舞台の脚本のような勢いを感じさせ圧倒的な力に引き込まれます。そして、最後にイエスの使徒であり、裏きり者として有名なユダ本人であることを名乗る結末です。一見、なにか正しいこと勢いよく主張しているようですが、その本人がとんでもない人間。(この逆もあるかもしれません。)そこにわかりやすく光をあてるわずかな文章表現です。(背信行為は、現代でも、いたるところで行われてます。)
何かを得ると、何かを失う。
これは、いろいろな意味にとれますが、人の人生の常ですね。
たとえば、経済的に成功していても、忙しくて自分の時間がもてないとしたら、
人間的に豊かかどうか疑問です。
または、結婚したら、束縛され自由を失うということもあるでしょう。
何かを失っても、その代わりに何かが得られたと言えるようにしたいと最近、思ってます。
「2006年、監督2作目となる長編映画『ゆれる』が、カンヌ国際映画祭監督週間へ正式出品され、国内でもブルーリボン賞監督賞を受賞。人間の奥底に潜む残忍さを見事に描いた作品と高い評価を受ける。今年、3年ぶりのオリジナル作『ディア・ドクター』を完成させた西川。」(トップランナーより引用)     気持ちがゆっくりならないのか、最近、映画を観ていません。西川監督の作品も、そのうち観たいと思いました。「ディア・ドクター」で主演として笑福亭鶴瓶さんを抜擢した理由は、どこまでも善人にみえるけれど、根っこのところがわからない方だからとのことでした。結構、刺激的な言葉が飛び交ってました。誰もがかくしておきたい感情を描きだすとか。人間のグレーゾーンを、怖いくらいにみせていくとか、また、女性のいやらしさを描く意味とかです。すべて、オリジナル脚本というから、ぶれない強みは、熟練の俳優さんからも、お墨付きです。

トップランナー
http://www.nhk.or.jp/tr/2009album/090619.html