出張先でテレビを見ていたら、水谷修先生の活動が放送されていました。少年少女の薬物依存症を撲滅するため、各地の公演と問題の多い地域では、夜回りを精力的に行われていました。また、救いを求める子供たちには、直接会って(会えなければメールでも)、その子の心に届くようなメッセージを送られていました。水谷修先生を偽善者だとの批判もありますが、リンパ腫という、いつ倒れもおかしくない体をおして、命を削っての活動に、殉職する覚悟を感じました。(少しは休んで、長生きしていただきたい。)以下、子供を愛してやまない水谷先生の記事を引用しておきます。 「私は、20代のころ、からだの不自由な子どもたちの学ぶ高校で働いていました。あのころは養護学校といいましたが、今は、特別支援学校と呼ばれています。そこで「倫理」という科目を教えていました。......その授業を、山本君という1人の筋ジストロフィーの生徒が受けていました。.....今は、さまざまな治療法が発見され、以前よりはるかに延命できるようになりましたが、当時は、ほとんど有効な治療法が無く、5歳から6歳で発病し、10代後半から20代で死に至る病でした。.....その彼が、私に授業で聞きました。「先生、あの世ってあるのかなあ。僕は、天国に行けるかなあ」。当時の私は、正直に言いますが、あの世の存在は信じていませんでした。でも、すぐに答えました。「あるさ、山本君。君は、いい奴(やつ)だから天国。でも先生は、きっと地獄だよ」彼は、笑いながらこう言いました。「先生、僕先に行って天国で神様に頼んであげる。水谷先生はいい人だから、天国に呼んでねって」。クラスのみんなで、少し泣きました。彼は、その半年後に亡くなりました。私は、彼のお葬式で、彼に何度も謝りました。「ごめん、水谷は嘘(うそ)をついたよ」と。.....「山本、君は今天国にいるよ。君は、私のこころの中にいつも生きている。とても優しく思いやりのあるいい生徒として。山本、きっとこれが天国なんだ。人のこころにいい思い出として生き残ることが」」(中日新聞より引用)
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yomawari/list/CK2009081002000223.html
中日新聞
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