さびれたナイフが、役にたたないように、
ボロボロの心は、もう、なにも感じなくなっていた。

そこまで歩けば、なにかがあると信じていたのに、
そこまでやっと、たどり着けば、その先にまた同じように
あるともないとも、はっきりしない道が頼りなく続いていた。

ぼくは、呆然とたちすくんだ。
硬直した体をヨタヨタと頼りなく、空虚に持て余す。

今、ぼくが欲するものは、固く凍りついた心を、ゆっくり暖めることだ。
あの頃の校庭の、日差しのぬくもりや、優しい風は、どこにあるのだろうか。
もこもこ雲も。
「「逃げ遅れた」「もっと早く気がつけば脱出できていたかもしれない」閉じ込められた3人は、死刑を宣言された気分になった。....会話はほとんどなくなった。「生きてるかあ。」たまにそんな声が漏れた。「助かるか。助からないか。」...「いつ、どういう死に方をするかな。いつ息が吸えなくなるかな。」...1時間がとても長い。暗くて狭い空間、船がいつ沈むかもしれない。空腹と渇きー。死の気配が迫る中、折れそうになる心をつなぎとめたのは仲間の存在だった。「3人だから、生きられた。」...「コンコン」と船底をたたく音が船内に響いた。...「おい、ここだ。」3人が声を絞る。やがて、薄暗い船内に光が差した。...転覆から約90時間。最後の交信地点から東北東に約130キロ流されていた。」(朝日新聞より引用。2009.11.1.)   逃げ遅れた3名の方が、奇跡的に生還したニュースですが、船外に逃れた4名の方は不明のままです。運命の別れ道とでもいいましょうか。もし、何かわが身に降りかかっても、臆せず、あらゆる可能性をさぐることを、最後まで持ち続けていたいと思いました。
新聞の宣伝欄に香山リカさんの本の紹介が掲載されてました。「しがみつかない生き方」というタイトルで、頑張りすぎて、疲れている人に読んで欲しいとのことでした。

1.老・病・死で落ち込まない
2.すぐに水に流さない
3.仕事に夢をもとめない
4.お金にしがみつかない
5.生まれた意味を問わない
6.<勝間和代>を目指さない
 (「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルールより引用)

まず、1番ですが、私は持病を複数かかえてます。でも、それにあった生活で前向きに密度濃くすごしたいと思ってます。2番は、この本を読んでみないとよくわかりません。水に流したほうがよいこともありそうですが。3番は人によって、意見が分かれるところです。夢を求めにくい世の中になってきていると感じてます。5番も自分探しにはまると大変です。でも、人生とは?とか意味のないことを考えるのは結構好きです。6番は、ちょっと、笑ってしまいました。時流に乗っている勝間和代さんですが、昨日の朝日新聞で、「批判は、認められたい欲求の裏返しである。」とのコメントに、共感しました。
君が、毎日をどんなに一生懸命、頑張っていても、
ぼくは、優しい言葉のひとつも、かけてあげれない。
もう、何年になるだろう。
お互いに間に溝ができて、それが、少しずつ、深くなってしまった。
この前の日曜に、勇気をもって、声をかけてみたが、
君からの返事は、なかった。
これは、ぼくが、今までほっておいた至らなさからくるものか。
なんだか、無性に怒りが増幅した。どこにも、ふることができない怒りだ。
先ほどから、雨脚が急に激しくなってきた。
「今、世界で猛威をふるう新型インフルエンザ。ウイルスと人類との闘いの最前線に立つのが、WHOで新型インフルエンザ危機対策チーム統括をつとめるメディカルオフィサー・医師、進藤奈邦子(46)。....WHOは、未知のウイルスとの闘いの世界の司令塔だ。各国で起こる集団感染の情報をいち早くキャッチし分析、戦略を練る。医師である進藤の役割は、チームで世界各国の臨床データを収集。そこから治療や対策の指針を決め、発信すること。基礎疾患のない健康な人でも、ウイルスが直接肺に感染し、重症の肺炎や合併症を起こすケースが報告され出した。進藤は、ひたすらウイルスの動きを追いかけ、有効な治療法を練り続ける。」(プロフェッショナルより引用)    これから寒くなっていくと、さらなる新型インフルエンザの感染拡大が危惧されています。新型インフルエンザの特徴は、感染力が非常に強く、飛沫感染や接触による感染で、世界的にひろまっていることです。症状的には、季節性のインフルエンザに似ている(高熱や、喉の痛み等)との事です。しかし、注意すべきは、わずか人数ではありますが、基礎疾患を持たない健康な人がウイルス性肺炎などで、1週間以内になくなっているということです。進藤氏は、類似の症状があれば、検査結果を待たずに、早期にタミフルを投与する必要性を説かれてました。(感染症に弱い私ですが、未だ幸いにも、かかってません。より一層の健康管理が重要だと実感しました。)

プロフェッショナル
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090929/index.html

「インフル注意報・警報、24都道府県に」(9/24、asahi.com)
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200910240200.html

世界保健機関(WHO)Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%BF%9D%E5%81%A5%E6%A9%9F%E9%96%A2

P.S. 進藤奈邦子氏には、わずか12歳で亡くなった弟さんがいらしたそうです。その弟さんが、「医者になってくれないかな。ぼくは、もう長く生きていけないから。ぼくと同じ病気の人に、明日があるよと言って欲しいんだ。」と言われ、それが、この道に向かわせたとの事でした。