弥太郎が、やっと江戸で勉学に励めると思った矢先、弥太郎は、父が大けがをしたとの手紙を受け取ります。当時、江戸から土佐まで徒歩で、30日かかった道のりを、わずか16日で父のいる土佐に全力で帰ってきた与太郎。床屋から不条理な条件をつきつけられて抗議したため暴行を受けた父の替わりとなり、奉行所に談判するも、相手されず、吉田東洋に面会が叶っても受け入れてもらえません。途方にくれた弥太郎は、深夜、奉行所の門に、錆びきった刀で、落書きをするくだりです。奉行所の門に刀で刻む弥太郎に向かって、龍馬は、「弥太郎、おまんは、自分のことを頭がいいとか、世渡り上手じゃとか言ちょったが、それは、勘違いじゃぞ。おまんは、不器用な男じゃ。」怒った弥太郎は、「そんなら、聞くがのう。龍馬、おまんはなんじゃ。俺の家族になんの関わりもないのに、吉田東洋に手打ちにされそうになってまで、なんで、わしに、付き合うのじゃ。」そこで龍馬は力強く、ゆっくりと、「...おまんが、帰ってきたきや。はれんばかりの強い想いで、江戸まで行ったのに、岩崎弥太郎は、お父上のために帰ってきた。あの時のおまんの、血と泥にまみれた姿を見たとき、...わしは、(胸に手を押し当て)震えがきたぜよ。」弥太郎は、少し涙ぐみながら、「...なんちゅう、つまらん理由じゃ。聞いて損したわ。」(ライバル視している龍馬に、弥太郎は、こういう時、素直な気持ちを言えません。でも、かなり、影響を受けている模様。)さて、翌朝、奉行所の門に記されて文字。「官以賄賂成 獄因愛憎決」(官は、賄賂をもって、よし。獄は愛憎によって決す。)当然のごとく、弥太郎は投獄されます。牢の中で、弥太郎が叫びます。「みちょれ!龍馬!か、な、ら、ず、ここから、はいあがって、みせるぜよ!」
香川照之さんの弥太郎役は、非常に癖のあるキャラクターで、演技力の点では、ある意味、主人公の福山雅治さんの龍馬役を圧倒してます。その香川照之さんが、実は弥太郎は、福山さんに重なるとコメントされている興味深い記事が載ってました。
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/topics/06_interview/02.html