お龍の実家に身を隠していた龍馬が、お龍に言います。「わしの母は、もともと体がよおうて、おまんの母上を見たとき、とても他人ごととは、おもえんかったんじゃ。なんか、喜んでもらいとうて、つい唄までうとうてしもうた。...暮らしは大変かもしれんが、母上を大事にせえや。もし、金がいりようやったら、わしが、なんとか、..」と、それをさえぎるように、お龍は、「いえ、坂本さんには、もう、助けられました。」龍馬は気を取り直して、ゆっくりと、「人の気持ちゆうがは、銭、金とは違うぜよ。貸し借りと関係のう受け取っていいときもあるき。」京から神戸に戻ろうとする龍馬は、ぽつりと、「けんど、亀弥太の亡骸をのこしては、...」(龍馬と幼なじみの亀弥太は攘夷派とともに、池田屋で新撰組の奇襲をうけ殺されます。龍馬は亀弥太を守れなかった自分にいらだっていたのです。)そこで、なんと、お龍が龍馬をたしなめます。「志を貫いていかれたのです。坂本さんは、もっと、ほめてやらんといかんとちがいますか。よう、頑張ったと。おまえは侍らしゅう死んだと。」その言葉に龍馬は、ふっきれます。「そうだのう、おまんの言うとおりや。」    迷っている時に、ひとつの筋の通った言葉をなげかえられると、慰められるものです。しかも、好意をもつ女性からは、なおの事です。龍馬にとって、かなりのインパクトがあったと想像します。

坂本竜馬伝
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/

過去の「坂本竜馬伝」の記事
弥太郎のファイティング・スピリット
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/fb56d3286939edbaaedc9649e0c79e78

おのれをまどわす敵は、実はおのれの心にあるっちゅうことじゃ
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/089cf4695b4b6f51f521f087c1d91f84
太宰治生誕100年で、今回は「斜陽」を、やっと読み終えました。「「斜陽」を読めば、なんと緻密に計算され、創られ、作者と小説が距離を持っているかがわかる。...自分自身の持つ繊細さや卑怯さ、そういったものを、ていねいに自身から切り離し、笑えるくらい距離を置き、客観的に矯めつつ眇めつつして眇め、そして、作品に落とし込んでいるのではないか。...言葉の新しさ、ストーリーの緻密さ、緻密さの念入りな消去、そして、人間の持つくさみ、なまなましいにおいのおだやかな肯定、生きることにまつわる厄介さ、理不尽さ、残酷さ、ままならさ、負け戦と知りつつもそうしたものと闘うか弱き姿勢を私はこの作家の言葉に見る。」(作品解説 角田光代より引用)    ブルジョア的な環境から徐々に没落していくしていく主人公かず子。社会的な秩序から見放されたかのような退廃的(デカダン)な生活の中にも、育ちのよさによる心境が現実と大きなギャップを持ちつつも、したたかに生き抜いていくかず子。太宰治は、なぜ、これほどまでに、女性の心理を表現できるのか、そこに共感することは困難を感じますが、それがむしろ、好奇心をかきたてる作風で、その行く末が気になって仕方のない状況で、読破してしまいます。

以下、過去のブログ記事。

太宰治作品を読み解く。(GHQの検閲ニュース含む。)
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/bb6b08e742ad2f7a2ef5bd8b72a54fbb

声に出して読みたい太宰治
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/ee28c24f96c6be85c47ef8fde8239fa1

太宰治生誕100年、ダザイくんの手招き
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/500a93219b645452d26dc4ddcabac304
「34歳の時、肥料用の石灰を販売する営業マンとなった賢治は、会社への仕事の報告を欠かさない、まじめなサラリーマンだった。上司に送った117通の手紙からは、販路拡大に知恵を絞ったり、取り引きの失敗に落ち込んだりしながら、地道に働く姿が見えてくる。賢治の悲喜こもごものサラリーマン生活とは。」(歴史秘話ヒストリアより引用)    日本のサラリーマンは、今や5000万人と言われてます。でも、宮沢賢治が生きていた頃は、サラリーマンという仕事の形態が確立しだした時期で、当時としては、珍しかったことと思います。人の役にたちたいという一心で、家を飛び出し、あえて苦難の道を歩んだ末に行き着いた石灰を販売する営業の職に殉職するような形となってしまった宮沢賢治。重い石灰を入れて営業していたカバンの中から出てきた手帳に、あの有名な「雨ニモマケズ」が書かれていたそうです。ここには、人から認められたいという気持ちも、浄化され、人から認めらなくても、人知れず、人の役にたちたいという思いが伝わってきます。生前には報われることがなかった宮沢賢治の志は、今に伝えられています。

歴史秘話ヒストリア
http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/45.html

雨にもまけず 風にもまけず(全文)
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/f8b0f5c93174642f4e0c26bbf5b81055
「ラジオ番組への投稿がきっかけでデビューした秋元さん。その後、サラリーマンの年収を遥かにしのぐ中で、虚業のような自分の仕事に疑問を感じ、ニューヨークに環境を変えようと移り住んだことがあった。」(「仕事のすすめ」より引用)    秋元氏が、ニューヨークへ移動する途中に、急に友人に会いたくなりロサンゼルスに寄った時の話です。秋元氏は、タクシーから降りた時、全く、偶然に犬の糞を踏んだのだそうです。(普通ならば、ついてないと考えますが。)秋元氏は、なんという確率で、この事が起こったのかと、痛く感動されたとのことです。勝間和代さんは、まさしくセレンディピティ(selendipity)(偶然力)だと言われてました。

超ポジティブシンキングとは、以下、列記です。

・仕事の壁は、乗り越えるな!
 乗り越えられないから壁なのだから、右か左に動くこと。
 (しかし、本物の壁なのかどうか、自分の見識能力が問われるところですね。)

・無理なことは、すぐ諦めること。
 僕は、98%が運で、1%の才能と、1%の努力で成り立っていると考える。
 (だから、自分は運がいいと思うことが大事なのですね。)

・失敗は、必然である。
 この失敗があるから、次にいける。つまり、失敗は、ないとも言える。

・仕事も人生も、デッサンのようなもの。
 間違ったら、修正して、形にしていく。

・夢は全力で伸ばした手の1ミリ先にある。

・自分は、ジャンケンが強いと思え。
 5回のうち、すでに4回負けていても、後、5回で勝てる。

仕事学のすすめ
http://www.nhk.or.jp/etv22/thu/past/2010/05.html#vol4
ここに真実があります。いえ、真実しかありません。もう、2年近く前の映画である「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の主題歌でもあり、10代に圧倒的な支持をうけているバンドBUMP OF CHICKENが歌う「花の名」。私は、最近、やっと認知しました。どこぞのアイドルグループと誤解してました。ファンの皆様に申し訳ない。彼らは、有名アーティストからも支持されている本物です。

「僕がここに在る事は あなたの在った証拠で
 僕がここに置く唄は あなたと置いた証拠で
 
 生きる力を借りたから 生きてるうちに返さなきゃ

 涙や笑顔を忘れた時だけ
 思い出して下さい」   (作詞、作曲:藤原基央 唄:BUMP OF CHICKEN)

「花の名」のpv
http://www.youtube.com/watch?v=RdJOe2PkexY&feature=related

これも、いけてます。「涙のふるさと」
http://www.youtube.com/watch?v=5jDMpRQGj-E&feature=related

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の感想
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/199d66759ce0cce4014ccb57ea4a1d6f