「「私は、プロ野球の選手にはなれないの?」.....-私の夢は、初めから叶わないものだったのだ。そして、こう思って絶望した。-私だけが、知らなかったんだ。この時の反動で、みなみは野球が嫌いになったのだった。そればばかりか、強く憎むようにさえなった。」(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海著より引用)    主人公の、川島みなみは、複雑な心理的状況の中で、運命だったのか野球部のマネージャーをすることになります。そして、ドラッカーが書いた『マネジメント』に出会います。実際に読み終えて、高校生が、マネジメントという視点で、これほど的確に事をなしうるかと思ったのですが、そのように考えることは、全く無意味です。企業(組織)が成果をあげるため、私たちがなにを考え、どのように行動すべきかということについて、実に親しみやすい例として、ストーリーが展開します。 「マネージャーにできなければならないことは、そのほとんどが教わらなくとも学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得できない資質、始めから身についていなければならない資質が一つだけある。才能ではない。真摯さである。」(『マネジメント』ピーター・F・ドラッカー著より引用)    ここで出てくる「真摯さ」とは何か、決して論理的には語れないその何かについて、この本で実感することができます。以外にも、心のひだに触れたり、感傷的なものが伴ったりします。(この本を読んで、どんくさくも涙を流した、あなたは、もう、それを学んだのかもしれません。)

「もしドラ」サイト
http://www.moshidora.jp/blog/
「日本経済を揺さぶる円高。背景には、リーマンショックから2年たち、世界の経済構造が大きく変わったことがある。欧米では景気低迷が長引き、雇用も深刻な状況に。さらに、緊縮財政を打ち出す中、頼れるのは「輸出だけ」となった。そこで起きたのが、各国の輸出にとって有利な「通貨引き下げ競争」といえる状況だ。」(クローズアップ現代より引用)   他の先進国に比べ、リーマンショックの傷が比較的、浅かった日本ですが、資産の避難先として、デイトレーダー等が円を買い付けてます。円買いは、日本の将来が認められている訳ではないとのこと。と言うのは、株安が続いていることからわかります。オバマ政権は、雇用を確保するために、また、輸出の拡大のためには、ドル安を容認。ユーロ圏も、ユーロ安で、市場の先頭を走るドイツが輸出を増加。円高の日本は、輸出商品に関して、価格競争で不利になってしまいました。よって、工場を国内から、海外(特に新興国)へ移転に拍車がかかります。それに伴い技術が流出。そして、国内での雇用が減少しつづけています。対策としては、政府主導で、成長戦略を描き、日本の企業を公的に支援することが述べられてました。(法人税率の引き下げも。)    

クローズアップ現代
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2937
夫婦になったお龍とともに龍馬は、霧島山の天の逆鉾を目指し、登頂します。その時の龍馬が語るくだりです。「これが、ニニギノミコトが、突き刺された天の逆鉾かぇ。お龍、わしはのう。あの世を見みてきたがじゃ。坂本龍馬という人間は、いっぺん、死んで、また、この世に生まれてきたがじゃ。わしは、もう、なんちゃあ、怖いもんはない!日本は、こんまい島じゃが、けんど、時代は、もう、変わってしもうた。今、誰かが、この国の道を定め、それを生かして、それを伝え、自らが行動し、ウォーッ。(岩盤に突き刺さった天の逆鉾を抜こうとする龍馬の雄叫び。)岩を動かしていかんといかんがじゃ!これが、わしの決意の証ぜよ!エエ-イッッ!(岩盤に、再度、天の逆鉾を突き刺す龍馬の雄叫び。)」
岩崎弥太郎の朗読。
「坂本龍馬は、初めて、自らが、この国を引っ張っていくことを宣言したがじゃ。」

今の日本も、未だ、先の見えない状況です。このセリフを、現代に置き換えて考えると、身が引き締まります。皆が、それぞれ、微力でも、なにか行動しなくては。希望ある明日を作るためにも。

もう一つ。
「100万の大軍、恐るに足らず。恐れるべきは、我ら、弱き民、一人一人の心なり。」(高杉晋作)

大河ドラマ「龍馬伝」
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/
「17世紀スペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケス(1599-1660)。最高傑作「ラス・メニーナス」では、画面の外にいる国王夫妻を鏡の中に描き込むことで、絵の外に広がる世界までも巧みに表現した。ベラスケスは宮廷のあらゆる人々を描いた。皇太子に仕える身体の小さな男の肖像画「セバスティアン・デ・モーラ」。人形のように座るポーズとは対照的な力強いまなざしが、男のもつ気高さを伝えている。」(日曜美術館より引用)    ベラスケスの出自に関しては、2つの秘密が明らかになったと紹介されてました。まず、下級貴族出身ではなく、平民出身であったという説。そして、コンベルソの家系(ユダヤ教からカソリックに改宗した人)だったと言うこと。絵の中でのみ本当の自分をさらけだすことができたのではないかとのことでした。(そういう背景を知って、作品を鑑賞すると、国王や、障害のある人も、宗教の宗派も超えて描いた姿勢に感銘します。)

日曜美術館
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2010/0404-1/index.html