古典、随筆文学の名著、「徒然草」
鎌倉時代の末期、700年前、兼好法師は、ある意味では、何者にもなりえなかった人
→ 今で言うジャーナリストのような人
以下、徒然草の文面です。

「つれづれなるままに
 日ぐらしすずりにむかひて
 心にうつりゆくよしなごとを
 そこはかとなく書きつくれば
 あやしうこそ、ものぐるほしけれ」
物書きが陶酔感を味わっている様子。
ランナーズハイの状態。

人づきあいについて
→ 人の心はうつろいやすく、永遠に長続きするものではない。
兼好法師は、人の別れを、この世のならわしと、しるしている。


世間とは何か。

さて、世間では通用しないとか、世間に負けたとか、そもそも、世間とはどういったものなのでしょう。

世間とは、知ったかぶりと、付和雷同である。
自分を賢いと思っている人ほど、愚かである。
世間とは、うぬぼれと、うその集合体である。

とても、辛辣だと思うのですが、今の世の中にも、
共通する点が多いことに気づきました。

100分de名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/09_tsurezuregusa/index.html#box01
一生懸命に独り立ちして生きていこうとする息子に、この父の優しさは、とても暖かいものです。

広島で年をとっていく父に、息子は東京で一緒に過ごそうと勧めます。しかし、父が息子に言います。
「親は、そげん、えろうはない。
 親は、子供を育てるちゅうが、
 親は、子供に育てられる。
 ...
 わしは、東京には、ゆかん。
 わしが、ここにおらんと、
 おまえらが、逃げて帰る場所が、なかろうが。
 けつまくって、逃げる場所がないといけんのよ。人間は。
 錦を飾らんでのええ。りっぱな人間にも、ならんでええ。
 でも、辛いことがあって追い出されたら、最後の最後に
 帰れる場所があると思うたら、元気もでるじゃろ。」

土曜ドラマスペシャル「とんび」
http://www.nhk.or.jp/dodra/dodrasp/index.html#d5
今回も大河ドラマは、面白くなりそうな予感がします。以下、心に触れたシーンです。

激しく降りしきる雨の中、ずぶ濡れの平太。
地面に横たわる犬に向かって、涙ながらに、
「岬丸、なにゆえじゃ。なにゆえおまえが。...岬丸。...」

すると、父(平忠盛)が。
「犬同士で争いで、負けたのであろう。弱いゆえに負けたのじゃ。
おまえと血を分けた父は法王ぞ。
だが、おまえは平氏だ。平氏の子として、この忠盛が育てたのじゃ。」

平太は、納得がゆかず、
「なにゆえでこざりますか。法王様や王家にとりいるためで
ございますか。父は、まこと、王家の犬では。」

父は、慄然と剣を振りかざして、
「今のおまえは平氏に飼われた犬だ。俺のもとにおらねば
生きてゆけぬ、弱い犬だ!死にたくなければ。」
剣を力強く、地面に突き刺す父は、こう言い放つ。
「強くなれ!」
とはきすて、去る父。

平太は、雨の中、悔しさのあまり、その剣を懸命に引き抜くのであった。

「大河ドラマ 平清盛」
http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/story/01.html
金曜ロードショーで、2週連続で放送されてました。もう、見るのは3度目です。けっして、良いことばかりではなかったとは思いますが、私たちが失った日本の人々の心の豊かさがよみがえります。

母、
「今日も夕日が、きれいね。」
子、
「あたりまえじゃないか。明日だって、明後日だって、50年先だって、ずっと、夕日はきれいだよ。」
母、
「そうね。そうだと、いいわね。」

http://www.always3.jp/osarai/index.html

オフィシャルサイト
http://1.always3.jp/05/

過去の関連ブログ
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/199d66759ce0cce4014ccb57ea4a1d6f

http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/b0160c443dfda26a18b31857d124ea63
さて、宮沢賢治の世界の紹介も最後となりました。私たちの心が揺らいだ2011年。どうしたら、「ほんとうの幸い」に行き着くのでしょう。以下、原文の一部と、「銀河鉄道の夜」を翻訳してきた作家、ロジャー・パルバース氏の解説です。

「なにが幸せか、わからないです。ほんとうに辛いことでも、それが正しい道を進む中での出来事なら、峠の登りも下りも、みんな、ほんとうの幸福に近づく、ひとあしづつですから。」

「ほんとうの幸い」は、求めていく過程に答えがある。

「近代文明や今のグローバリズムは、私たちの想像力をもぎとっていく。」
「日常の暮らしと芸術は切り離されたものではなく、共存しているのだ。」
 → それが宮沢賢治の世界

「ぼくらが、宮沢賢治から教わったものはなにか。やっぱり、ぼくらを自由にしてくれる発想、生きがい、憧れ、夢、希望、つまり、君もとぶことができる。すべての人の心の中にジョバンニの緑の切符が入っている。人間の可能性を広げてくれる切符が。」

100分de名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/08_giovanni/index.html#box03