「太陽光に含まれる紫外線を皮膚に浴びることで作られるビタミンD。このビタミンDが不足すると、カルシウムの小腸での吸収や骨への吸着が妨げられ、骨がもろくなってしまう。ビタミンD不足は、さらに歩行速度やバランス、そして筋力の低下を招き、転倒の危険を増すことも分かってきた。人類進化をひも解くと、その道のりは太陽との闘いだった。およそ20万年前にアフリカのサバンナで誕生したヒト、ホモ・サピエンスは、強烈な紫外線から身を守るために褐色の肌を獲得した。しかし、およそ6万年前、アフリカを出て生息域を世界へと広げる過程では、今度は褐色の肌がビタミンDを作るのに必要な紫外線をも遮断してしまうという問題が生じた。この事態に、ヒトは北へ向かうにつれ肌の色を薄くし、紫外線とのバランスを取った。こうして生まれた肌の色の多様性が私たちヒトの多様性を生んだ。」(NHK 病の起源 第2集より引用) 紫外線の多い地域では褐色の肌、紫外線の少ない地域では、より紫外線を取り入れるために、白い肌で適応してきた人類。健康でありつづけるには、自然に適応して生きていく事が大切なのだと感じました。文明の発展とともに厳しい環境にいる方々の例も紹介されてました。オーストラリアに移民してきた白色人種系の方々は、3人に2人の割合で皮膚がんの危険性と隣り合わせだとの事でした。(日本では、ビタミンDを補うには、晴れた日で5分、曇った日でも10分、紫外線に浴びればよいそうです。そして、別の話題ですが、今後は、オゾン層の破壊とともに、有害な紫外線が増えてきている点も注意が必要です。)
NHK 病の起源
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080420.html
NHK 病の起源
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080420.html