最初に、自分はこの映画を、まだ観てません。そして、レンタルになるのを待ってる程度なのですが、宮崎駿作品は、可能なかぎり観てきた者としては、このような論説を書かれると、気になって仕方がありません。 「そう、幼少期にまで遡らなければ、もはや世の中を肯定することなどできないとばかりに、宮崎駿は臆面もなく5歳児や恋する人魚の主観になってみせる。ストーリー性よりも、こうあるべき慈愛に満ちた世界と高揚する映画的な瞬間が優先されるのだ。 ただし、ポジティブ思考の塊にも思える本作の背骨には、現状への痛烈なアンチテーゼが貫かれている。「ハウルの動く城」までに自分たちが積み上げてきた高度な表現技術の否定。手描きの絵を動かすという素朴なアニミズムによってこそ、生きとし生ける者に宿る生命感は謳い上げられる。....そして根っこにあるのは、子供たちの可能性を奪う閉塞した現代への憤り。批判精神を押し込め、希望へと反転させた豊かな映像には凄味さえ備わり、宮崎の祈りにも似た切実な次世代への想いが全編にみなぎっている。(清水節)(eiga.com)」(YAHOO!映画より引用) 観て心地よかったと感じたとしても、現代社会に対する風刺が、隠し味になっていないと、その作品が人の心を長く掴む事はないと考えます。そういう意味では、配給収入が地味であった「となりのトトロ」がいまだ知名度が高いのも、宮崎アニメの原点だと再確認するわけです。
YAHOO!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id327529/
YAHOO!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id327529/