「4月下旬、56歳の男性が緊急入院してきた。肝臓にがんが転移し、急激に痛みが強くなっていた。男性の気力を支えていたのは、6月7日の娘の結婚式。しかし、医学的に見て、それより前に最期のときが来る可能性は高い。「せめて、花嫁衣装を着た娘と写真を撮ってはどうか」しかしこの提案を本人に伝えれば、結婚式までは生きられない事実をつきつけることにもなる。一方で、日に日に悪化していく病状。このままでは、手遅れになる。ぎりぎりの決断を迫られる田村。そのとき心に浮かんだのは、「心残さず、生ききる」という言葉だった。」(プロフェッショナルNHKより引用)   今回のプロフェッショナルは、末期がんの患者さんをケアする、がん専門看護師、田村恵子さんでした。治療するすべがなくなった末期がんの患者さんは、ホスピスに集まってきます。ここでは、痛みをとる処置を行い事が大事だそうです。痛みから解放される事によって、その方の本来の姿がみえてくるからだそうです。そして、このような状況でも、「希望は必ず見つかる。」というのが、田村さんの仕事の流儀です。その前向きな考えは、誰もが持てると確信されてました。そして、「心を残さずに、生ききる。」事だと。余生幾人もの患者さんの最期をみてきた田村さんには、培われた感と豊富な経験があります。それでも、命の終わりをみとった時、その方が最期まで生きぬいた姿に対して一人になって尊敬の念で涙を流し、ひきずる事もなく、また、次の現場に向かう姿勢にプロ意識を感じました。(上記の男性のやせ衰えても、毅然とした姿に、胸をうたれました。覚悟ができると人間は尊厳を取り戻し、強いのだと言う事を。)

プロフェッショナル
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080624/index.html
「ビール主要5社が12日に発表した7月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の出荷量は、前年同月比9.6%増の5235万ケース(1ケース大瓶20本換算)だった。前年実績超えは5カ月ぶり。....7月のビールの出荷量は前年比3.4%増、発泡酒も4.2%増といずれも好調だった。第3のビールは低価格の魅力も手伝って35.9%増の大幅な伸びを示した。」(YAHOO!ニュースより引用)    景気が悪くなる中、猛暑も影響して、ビールは売れてます。と言っても、伸び率は安い第3のビールが圧倒してますが。私は、今月末の定期健康診断に向けて、ダイエット中で、ビールと甘いものには、手をださないと決めているのですが、食卓に冷たく冷えた缶ビールをみると、辛い。ある時は、ミスドがあったり、鬼のような身内です。ちょっとだけならと誘惑にかられ、体重がいっこうに、減りません。メタボ検診85cm、クリアできるか微妙です。

YAHOO!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080812-00000031-mai-bus_all
「第二次世界大戦中のドイツ。ユダヤ人強制収容所の一画に、各地から集められた職人たちが働く秘密工場があった。パスポートや紙幣の偽造で逮捕されたサリーは、そこでかつて自分を逮捕したヘルツォークが、大量の贋ポンド紙幣をばら撒き、イギリス経済を混乱させる目的の「ベルンハイト作戦」の指揮を執っていることを知る。作戦が成功すれば家族や同胞への裏切りになる。しかし完成できなければ、死が彼らを待っているのだった…。」(映画生活より引用)    人間は、死の淵に追い詰められると、必ず、生きたいと思うのが情理でしょう。心を汚しても生きのこるか、それとも、自分の信義を貫き死を選ぶか、主人公(サロモン・ソロヴィッチ:通称サリー(カール・マルコヴィクス))は、収容所の中にある秘密工場ののユダヤ人メンバーの命を守るため、その時、その時、厳しい選択を迫られます。どこまでサボタージュできるのか。理想主義者アドルフ・ブルガーが、あからさまなサボタージュに走り、メンバー全員の命が危うくなります。それでも、サリーは、アドルフ・ブルガーをナチスから守ろうと絶妙の処世術で突破しようとします。単純な現実主義者ではない複雑なキャラクターである主人公サリーを通して、生きることを考えさせられます。
(第80回アカデミー賞外国語映画部門ノミネート作品。)

サボタージュ: 労働組合の争議戦術の一。仕事には従事しているが、意図的に仕事の能率を低下させること。(goo辞書より)

映画生活
http://www.eigaseikatu.com/title/s-19813
オフシャルサイト
http://www.nise-satsu.com/
「第9回手塚治虫文化賞新生賞、平成16年度文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞を受賞した、こうの史代の同名傑作コミックを、『出口のない海』の佐々部清監督が実写映画化したヒューマンドラマ。広島原爆投下から13年後と現代に生きる2人の女性を通して、現在までに至る原爆の悲劇を描く。主演は、若手実力派女優の田中麗奈と麻生久美子。共演には中越典子、藤村志保、堺正章ら多彩な顔ぶれが集結。登場人物たちの人生や何気ない日常生活を通し、命の尊さを語りかけてくる。」(YAHOO!映画より引用)    田中麗奈さんの出演映画を初めて観ました。被爆二世として、現代に生きる七波という難しい役どころですが、この重いテーマに立ち向かうように、今時の女子といえるアンニュイで、さっぱりとした演技を見せてくれます。対照的に麻生久美子さんが演じる皆実は、当事者としての原爆の悲惨さをよく演技で表現されてました。皆実が息をひきとる時のセリフで、「原爆を落とした人、13年経ってまた一人死んだって喜んでいるかな。」これはフィクションではないようなリアルさを感じました。後、次のセリフも印象的でした。「なんで、広島に、原爆は落ちたんじゃろ。」「原爆は、落ちたんじゃのうて、落とされたんよ。」この意識、大切だと思います。泣いてすまされない映画でした。

YAHOO!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id327271/
オフィシャルサイト
http://www.yunagi-sakura.jp/
さらに重い「出口のない海」の感想
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/2bf68958f21f96996e667ce187b8d694
「今、1枚の写真が注目を集めています。63年前、被爆直後の長崎で撮影されたもので、亡くなった幼い弟を背負い火葬場の前に立つ「長崎の少年」と題された写真です。写真家の名はジョー・オダネル。米軍専属カメラマンとして原爆投下後の長崎・広島に入り、その破壊力や人体への影響などを記録するために7千コマの写真を撮影した人物です。事実を告発しようと、軍に隠れてもう1つの私用のカメラで400枚の写真を撮影しました。その1枚が少年の写真です。帰国後、爆心地で目撃した被爆者の記憶に悩まされ、悲劇を忘れようと全てのネガを自宅屋根裏に封印しましたが、晩年、自身も放射能の影響で余命幾ばくもないことを知り、原爆の悲劇の事実を訴えました。」(NHKスペシャルより引用)    この季節になると原爆関連の番組が毎年、放送されますが、唯一の被爆国である日本だけに、忘れてはいけない、そして、語り継がれていく事が大事だと思います。アメリカの世論の大半は、原爆投下は、戦争を終結させるために、正しかったとしています。ジョー・オダネル氏が、写真を公開した時、アメリカ国内では、ほとんど賛同は得られず、非難されたそうです。しかし、ジョー・オダネル氏の長男が、その意志をつぎ、父の写真をネットで世界に向けて発信したところ、メールで少しずつですが、この歴史的事実に対して、疑問を感じる(つまり、原爆投下は誤っていた)と言う反応が出始めていると語られてました。これは、まだ少数派ではあるにせよ、アメリカの良心だと感じました。

NHKスペシャル
http://www.nhk.or.jp/nagasaki/peace/
「長崎の少年」
http://www31.ocn.ne.jp/~waka9753/NAGASAKIS.JPG