「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が拉致、殺害された事件で、同会の現地代表、中村哲医師が27日、アフガニスタンに向かう途中のバンコクで記者会見した。「政治的背景はないと思う」としたうえで「治安の悪化に対する認識が甘かった」と話した。日本人は早急に撤退させ、現地スタッフで事業を続けるという。 ....伊藤さんについて、中村氏は「砂漠化する農地をなんとかしようと最前線で働いていた。他の人が狙われても彼だけは大丈夫というほど現地になじみ、人々に好かれていた。何千人もの村人が捜索に加わり、みんな悲しんでいる」と話した。伊藤さんの遺志を継ぐためにも、現地の人たちで事業は継続するという。「ソ連が来た時も、米軍の空爆時も活動を続けた。治安の悪化は武力では解決しない。空腹を満たす環境をつくることが大切だ」と持論を述べ、「アフガンのために働いたのにアフガン人に殺されたと断罪しないで欲しい。ほとんどの人は我々の事業に感謝している」と訴えた。(asahi.comより引用) こういう事件は、胸が痛みます。治安がさらに悪化しているアフガニスタンですから、伊藤さんも、わが身を危険にさらしてもと覚悟は、されていたでしょうが、現実は、非情なものです。平和に貢献する地道な活動が暴力によって妨害される。そして、気高き崇高なる命が閉ざされるのを、平和ボケした日本で知り、救われない想いと、心の小さな自分は何を言う資格もないと思います。(心良き人は、逝く。神は、彼を手元に呼び戻したのか。そう思わなければ、うかばれないです。)
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http://www.asahi.com/national/update/0827/TKY200808270301.html