「ジャン=ドミニクは目覚める。そこは病室。自分が脳梗塞で倒れ、運び込まれたことを徐々に思い出す。医者や看護婦が話しかけてくる。だが、おかしい。意識ははっきりしているのに、自分の言葉が通じない。しかも、身体全体が動かない。唯一、動くのは左眼だけ。これなら死んでしまった方がましだ。そんなジャン=ドミニクに、言語療法士アンリエットが、瞬きでコミュニケーションをとる方法を教えてくれた。ジャン=ドミニクの希望は少しづつ未来へと向かっていく。そしてある日、瞬きで自伝を綴り始めた。そこには大切な思い出、友達や恋人、そして家族への溢れんばかりの想いが詰まっていた。」(AMUSE CINEQUANONより引用)    2週間前に2008年度アカデミー賞 主要4部門ノミネートという冠で観てしまいました。この映画は、実話だけに、とてもリアルな表現方法で描かれてます。脳梗塞の一種であるロックト・イン・シンドロームの疑似体験の世界に投げ出され、現実の世界では、左眼以外伝える手段がないという不自由極まりない状況。それでも、「身体は“潜水服”を着たように重くても、ぼくの想像力と記憶は“蝶”のように自由に羽ばたく。」というキャッチコピーのように、頭の中では、活発に触発される想像力の世界に引き込まれます。ジャン=ドミニクの理解者である父親の「自分の中に残された人間性にしがみつけば、生き抜ける。」というセリフは、かすかな希望の糸をつないでいるようで、救われます。主演のマチュー・アマルリック(ジャン=ドミニク)と言語療法士役のマリ=ジョゼ・クローズ(アンリエット)の名演技が、全体に時間軸の流れを作り、一瞬、一瞬を生きる事の大切さを感じさせてくれます。(この映画、他人事ではないです。私も、パッタリなんて事もあるかもと思いました。定期健康診断の結果が、今日、帰ってきました。節制!節制!)

AMUSE CINEQUANON
http://www.cineamuse.co.jp/cinema/index.php?year=2008&month=3&cinema_id=499
オフィシャルサイト
http://chou-no-yume.com/
「高速通信用のプラスチック製光ファイバーや液晶ディスプレイ用バックライトなど、暮らしを変える新技術を次々と生み出してきた小池。「自分の研究というのは、自分の子供みたいなものです。自分の生きがいです」と語る。その思いから、小池は技術を開発して終わりではなく、その技術が世の中で広く使われることを目指す。」(プロフェッショナルより引用)    光をあやつる特殊なプラスチックに向かい合って、14年間、成果の出ない挫折の日々だったそうです。肩身の狭い思いを14年続ける感覚は、私のような普通の会社員には、持ち合わせていません。というか、そういう機会さえ与えられませんが。小池氏は、逆境で大変だったが、けっして不幸ではなかったと述べられてました。(諦めずに続けられたのも、すきだったからとも。)でも、さすがに、結果がでない研究、それも研究なのだ。という想いにかられていた頃、急に入り口が開けたとの事。プラスチックに混ぜる不純物の絶妙なる調整で、壁を乗り越え、後は、次なるアイデアが急に回り始めたそうです。ガラス製が主流だと言われていた光ファイバーは、もっと、自由に配線ができ、高速通信ができるプラスチック製へと最新技術の流れを変えた小池氏の研究成果。プラスチック製光ファイバーは、液晶ディスプレイ用バックライト(これも、光ファイバー技術)とつながって、本当のフルハイビジョンとなると語られてました。今や、成果がでれば、ノーベル賞級と言われる30もの研究テーマに、取り組んでおられます。
以下、列記。「根本をつきつめろ。(光とはなにか。)」、「湧き上がる、直感に従う。」、「どんなに小さな疑問でも、解明しておく。」

プロフェッショナル
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080826/index.html
「まさか!?の乳ガンになり何とか一年が経とうとしております。手術・放射線・ホルモン治療と進み、不安の中で、本当にたくさんの方々に励まされ、ここまでやってこられました。摘出は成功しても再発や転移の恐怖がずっと付きまとうこれが「癌」の恐ろしさです。みんながんばっています。家族もがんばっています。そして皆さんからいただいた愛と勇気、希望と笑顔を全国でがんばっている方々に届けたい!!そんな思いでこの会を作りました。」(スター混声合唱団ブログより引用)    NHKの21:00のニュースを見ていたら、聖路加国際病院のチャペルコンサートにて患者さんたちに向けたミニコンサートの模様が放送されてました。山田邦子さんが、自ら作られた曲を、ガンと闘う患者さんの心に届くように、熱唱されてました。ご本人も、闘っている間最中であり、恐怖を振り切るかのように、「一人じゃあ、ないんです。一緒に闘いましょう。」とゆらぐ声をしぼっての熱演、感動しました。患者さんから「これで、また、頑張れます。」とのコメント。日頃、健康にありがたみを感じていない自分なんかより、本当に生きぬいている方々なのだと頭がさがりました。

スター混声合唱団ブログ
http://sutakon.jp/blog/archives/category/news
「宮崎あおいさん(22)主演のNHK大河ドラマ「篤姫」が27日、クランクアップを迎えた。東京・渋谷のNHK局内で最後の収録を終えた宮崎さんは、第1回からのダイジェスト映像が流されると感極まって落涙。さらに、篤姫の夫、徳川家定役を演じた堺雅人さん(34)が花束を持って登場すると、思わず泣き崩れる一幕もあったが、「1年2カ月、篤姫を生きることが出来て本当に幸せでした」と笑顔で話した。」(毎日jpより引用)    日曜の20:00は、ほぼ、毎週、観てます。過去の大河ドラマは、前半はわりと観てましたが、途中で、だんだん観なくなるパターンが多かったのですが、今回は、やっぱり、宮崎あおいさんの芯の強い女性が、なかなか見逃せません。最近は、堀北真希さんの宮さまも、美しいだけでなく、演技も魅せてくれます。家に原作、宮尾登美子さんの「天璋院篤姫(全2巻)」があったので、会社の昼休みに読んでいたら、テレビのストーリーに追いつき、今週、追い越してしまいました。原作より、からりと明るく描かれている様に思います。

毎日jp
http://mainichi.jp/enta/guide/news/20080927_0456.html?inb=yt
「学校の教科書に登場するずっと前の時代から、「イエスタディ」は特別な曲だった。弦楽四重奏をバックにしたこの美しいバラードは、ロック嫌いの大人も黙らせるキラー光線になった。....この曲のレコーディングは1965年6月14日に始まっている。だが、ポールがこのメロディに着想したのは63年暮れのある朝とされる。そのとき、ポールは恋人ジェーン・アッシャーのロンドンの自宅にいた。「ぼくはこの曲を夢の中で聴いていたんだろう。ベッドを転がり出ると、ピアノのキーに手を乗せた。頭の中でメロディができていたのさ。全部ができあがっていた。完璧な形で。あんまり簡単に浮かんできたもんだから、本当に自分がつくったとは思えなかった」以前どこかで聴いたメロディが頭の中に残っていて、無意識のうちにできてしまったのではないか。あるいは他人の曲とは知らずに盗作しているのではないか、と気になって仕方がなかったという。「それで何週間か、みんなの前でその歌のコードを口笛で吹いて聴かせ訊いてみた。『これ、なんかの曲に似ていないかい? ぼくがつくったとおもうんだけど』ってね。でもみんなこういったよ。『いいや、聴いたことないね。でもいい曲じゃないか』」...「最後には、落とし物を警察に届けた時みたいな感じになった。これだけ待っても持ち主が名乗り出ないなら、自分のものにしても構わないだろうって、ことだ」」(「どらく」より引用)     後世に残る名曲とは、このような感覚なのかもしれない、だから、アーティストでも、遭遇する事は稀だし、もう同じ経験をする事がないのではと感じました。確かにビートルズは、名曲を多く残してますが、この曲は、非常にビートルズらしくない名曲なのです。

どらく
http://doraku.asahi.com/entertainment/beatles/080614.html