心の整理。高校の卒業式が終わったあと、逃げるようにして福島を去ったこまどり。行くあてはなく、ただ、東京を目指した。 高校時代があまりにも充実していて、その世界が失われるのが嫌だった。みんなと離れ離れになってしまうのも、卒業して変わってしまうのも…。 失われる時と思い出が愛おしくて仕方がなかった…。結局お別れのパーティーにも出席出来なかったし、ほとんどの人間が私の行方を知らなかった。私にとっての高校時代は、卒業の瞬間に止まっていたのだ。