3回にわたって、"ポルシェ 911 カレラ RSRのボディを乗せたTT-02"(長い!!)の制作過程をご案内しましたが、ZENサーキットでシェイクダウンしてきましたので、走行させた印象を書きたいと思います。
【TT-02】 ポルシェ 911 カレラ RSRを作る Part.3 !! | robertsのラジコン日記
走行させた第一印象は...
走行させた第一印象は、
あれ、普通のマシンってこんなに遅かったっけ!?
って感じでした。
ZENサーキットのBOTTのレギュレーションに合わせて、タイヤ回転で最大3,000回転になるようにギア比や進角を設定しているので当たり前ではあるので、それまでの「速ツー(ストックマシン)」と比べてしまうと、サーキットのサイズが倍の大きさに錯覚するような遅さです。
ただ、この遅さが期待通りの部分で、これまでは勢いだけで通過していたコーナーが、減速>ステアイングの切り始め>クリップ>脱出 という一つ一つのステップ強く意識して走行する事が出来ます。また、ライン取りに関しても、速度が遅い分ギリギリのラインを狙おうとチャレンジできるのが楽しい走行ができました。
評価は一旦保留...
で、肝心のTTー02を運転しての印象ですが、一旦保留って状態です。
今回、3パックほど走らせたのですが、タイヤとデフグリスに徐々に当たりが出てくるに従ってマシンのフィーリングが徐々に変わってきて、最初と最後では全く別のマシンに感じたので、どの部分が正しい評価なのか分からないからです。
と言う事で、以下は暫定の印象です。
ただ、細部までガチガチの精度で作られているハイエンドのマシンから乗り換えると、速度以上にプロポを操作した時の走行フィーリングの違いにはちょっと戸惑いました。
まず、駆動系式がシャフトドライブの為スロットルに対する反応はかなりダイレクトです。ラフなスロットル操作に対する挙動の乱れは、逆にベルトドライブを採用するハイエンド車よりも大きいので、丁寧な操作を意識する必要がありました(それが良い練習になっています)。
一方のステアリングのフィーリングに関しては、サスペンションやステアリングのリンケージには大きなガタがあるし、車高も高いし、スプリングの柔らかいし、で初期反応はかなり緩慢な一方で、荷重が乗った状態では結構ダイレクトな反応が出たりして、(現時点では)なんとも扱いづらいと言う印象を持ちました。
多分、この辺のバランスの見極めが今後のラップタイム向上の肝になるんじゃないかと思うのですが、そのちょうど良いバランスを見つける事は1日では出来なかったので、現時点での結論は「一旦保留」とします。
あくまでもシェイクダウンなので、ご容赦ください。
やっぱり雰囲気を楽しむもの
改めて思ったのは、TT-02ってマシンはその実車感のあるボディを含めて、全体の雰囲気を楽しむものなんだと思います。
なんで、今後も走行性能だけを追い求めず、雰囲気も大事にこのポルシェを育てていこうかと考えています。