アジア杯D組第2節、日本代表はイラク代表と対戦しました。
高温多湿のオーストラリアでグループリーグ屈指の難敵であるイラクに対して、日本は高い位置からプレスをかけボールを奪取すると縦へのパスを配給し試合の主導権を握ります。
観ていて少々リスキーなほど高い位置で勝負しており、実際ボールをロストし相手からカウンターを仕掛けられる場面もありましたが…
…選手同士の距離感が適切であったことやカバーリングの意識の高さ、そして豊富な運動量がそれを許しませんでした。
試合は前半23分の本田選手のPKによる得点のみで前半を終わり予断を許さない状況が続きましたが…
…試合開始早々からハイペースで攻撃的に闘い先制点を奪ったことは評価されるべきことで…
…なによりもそれによってイラクに自分たちのサッカーをさせなかったことが賞賛に値するものであったと思います。
ただ心配であったのは、このサッカーを90分間継続することができるのかどうか、という点でした。
実際後半に入ると日本の攻撃は前半ほどは機能せず、ストレスを感じさせる場面が多くなります。
しかし、日本代表はこの場面でも試合をコントロールしていました。
ただしそのスタイルは、ハイペースな攻撃的サッカーから、パスを回しボールのポゼッションを高めるというものに変化していました。
そして、その意図はアギーレ監督の采配にも表れており、終盤イラクの選手たちに疲れが見え始めると、ほとんどピンチらしいピンチもなく試合を終わらせることに成功しました。
この試合は、決して簡単な試合ではなく~実際それは試合結果にも表れていますが~日本代表が戦術的にイラク代表の良さを消し、状況と展開に応じて可変的に試合をコントロールした結果による勝利ということで…
…勝利すべくして勝利したという会心の試合であったと言えると思います。
本田選手が幾つかあったビッグチャンスを決めていればもっと落ち着いて観られる試合になったのではないかと思いますが…
…決勝トーナメントを見据え厳しい試合が続くと思われる中、タイトな試合を経験することができたことの意味の方が大きいように思います。
唯一不満に感じるのが次の世代の選手たちの突き上げがあまり目立たないというところですが…
…次節では、おそらく何人かの控え選手にもチャンスが与えられるのではないかと思いますので、ぜひとも結果を残して欲しいものです。
日本 1-0 イラク
Hasta la vista^_^