役所に勤めるご主人が舞踏会のチケットを手に入れ、奥様に渡すと「私、着ていくものがないわ」と言われ、服を新調します。しかし、ネックレスがないので、お友達に「これを貸して下さい」と言って舞踏会に行きます。
夫人は美しく、話題にもなりました。家に帰って、お友達に借りたネックレスがないことに気づきました。夫と相談し、3万6千フランのダイヤのネックレスを買い、お友達に黙って渡します。
1万8千フランは夫の父の遺産を使い、残りを借入金で賄い、それを返すために、使用人を返し、家を屋根裏部屋にし、10年かけて返済しました。
返済し終わった時、夫人はネックレスを借りた友人に事の顛末を話すと友人は「あら、あれはガラスだったのよ。400フランくらいよ」と言われたところで話が終わっています。
モーパッサンの短編集、山葵が効いたお寿司のようで、きりっとしていますね。