外為法の輸出貿易管理令別表第一というものがあります。日本から輸出を行う際、品目により制限を受けるものです。この中に黒鉛、人造黒鉛と言うものが記載されています。チエルノブイリの原子力発電所は、減速材として黒鉛を使用しており、別一品目に黒鉛が記載されていることに納得感がありました。
原子炉のタイプが違うと言って片づける人がいますが、そうではなく、ウクライナ・ロシアの人々がチエルノブイリの事故をどう防いだのかは、私たちが細かく研究すべき点です。大量の砂と鉛を使い、液体窒素を冷却材に使うと言う方法は、水蒸気爆発を非常に警戒している考え方を表しています。今の福島原発は冷却に水を使っていますが、チエルノブイリ関係者は一貫して水を使うなと言っています。
今一度、米国・フランスの専門家に、冷却に水を使うべきか、金属・窒素を使うべきか検討依頼すべきと考えます。水は蒸発し、流れ、その中に放射能が溶け込み、扱いにくいです。チエルノブイリの教訓を生かして欲しいと私は思っています。収束に自分の命をかけた多くの関係者に報いるためにもそう思います。