私が着物の整理をしている間に妹と長女は
 
蔵にある本や書類、また解体する物等を分別し
 
夫や娘達に束ねたり解体したりしてもらっていました。
 
そんな中に、母の大学の時の課題だったと思われる
 
日本刺繍の作品が何点かありました。
 
 
 
四季の花や文様のみならず名前も刺繍なのです!
 
皆で
 
「すごいねー」
「さすがママ!」
 
と感嘆しきり。
 
これは母屋に持ち帰り額に入れて仏間に飾っていました。
 
 
 
 

 

 

 

こちらもやりかけのようですが課題だったのでしょうか。
 
 
 
 
この二点は妹が処分したようです。
 
 
 
そしてこちらはやはり祖母と母が作った屏風。
 
母が好きだった上村松園の絵や浮世絵の短冊等が貼り付けてあります。
 
 
 
 
 
 
諏訪の生家は江戸時代からの建物だったので
 
座敷はガラス戸も無く外部との仕切りは障子のみ。
 
冬は寒さを防ぐための、いわゆる枕屏風として
 
夜になると枕元に立て掛けてあったことをよく覚えています。
 
私は好きでしたが妹は怖かった記憶があるようでした。
 
こちらももう破れかけていたので写真を撮って処分しました。
 
 
母は日本画を勉強していたこともあったようで
 
これもやはり幼い頃、蔵の二階に岩絵具があったことを覚えています。
 
古くなった岩絵具も残っていたようですが
 
固くなって使い道も無いのでこちらも処分したようでした。
 

 

母は頭も良くて器用で多才な人だったなあと改めて思います。

 
私は不器用だ😩と未だに劣等感を持っているのは
 
何でも人並み以上に出来る母を見ていた故。
 
娘達は「そんなこと無いよ🙂」とか
 
二女は
 
「おばあちゃんやママは家政科に行ってそれを教えてたんだから
上手で当たり前なんだよ。お母さんは自分と比較しちゃいけない。」
 
などと言ってくれて・・・
 
確かに理屈はそうなんですが(・・;
 

 

母や祖母だったらもっと上手にできたはず!
 
と自分を歯がゆく思ってしまうのです。

 

 
器用さは長女に、理系の頭脳は二女に隔世遺伝しているのかもしれません(^_-)-☆
 
 
連休前に妹が撮影して送ってくれたお蔵の一階の様子。
 
 
 
これが今回の片付けで            
 
 

 

真ん中に置いてあったスチール棚や本棚の1つも空になり
 
階段下にあった衣装ケースや棚等も減ってすっきりしました。
 
この中に私が小学校から大学くらいまでの間の祖母に宛てた手紙や
 
小学校5年生の時、蓼科保養学園に3ヶ月間行っていた時に
 
 
家族や同級生が私に送ってくれた葉書や手紙等が残してありました。
 
それは片付け後、母屋に持ち帰って読み返してから処分しましたが
 
大学生の頃に祖母に送った手紙には事細かに生活の様子が綴ってあり
 
忘れていたことを思い出しました。
 
母屋には私の大学時代に母に出した手紙が
 
大きな段ボール一杯に残してあったようです。
 
それは以前、妹が処分してくれたようですが
 
生活の諸々のみならず毎月送ってもらったお金の収支等も記してあったそうで(^^ゞ
 
妹は「私なんてそんなに手紙を書いたこともなかった。
お姉ちゃんってきちんとしてたんだな」と思ったそうです。
 

私には全く記憶が無く収支報告しろ等と言われたわけでも無いのですが

 

以前も書いたように、まだ弟妹の教育にもお金がかかるのに

 

大学に通わせてもらっているのだからと言う気持ちと

 

心配をかけないようにと言う気持ちがあったのでしょう。

 

寮生活でしたし電話するのもままならない時代

 

今のようにスマホがあるわけではなく

 

手紙や葉書で近況を伝えるのが一番手軽な方法でした。

 

こう言うところが生真面目とかバカ正直と思われる所以なのでしょうね(^^ゞ
 
 
 
そして二階の
 
 
Before 
 

      

After

 
 
かなりすっきりしました(^^ゞ

 

衣装ケースの中はほぼ母が作ってくれた妹の洋服で
 
まだ傷みも無く着られる物もあるので
 
なかなか整理はできないようです。
 

妹は勤めている時、母のお手製の物を着ていると他の先生達から

 
「素敵ねー。それはどこのブティックのオーダーメイドなの?」
 
とよく尋ねられたそうです。

 

 
かく言う私も母が作ってくれたスーツやワンピースは
 
派手になったりサイズが合わなくなったりしてもう着られないとわかっていても
 
仕立てはしっかりしているし(何せオーダーメイドですから😉)
 
汚れてもいないし思い出もあって処分できない物が何点かあるので
 
妹の気持ちはよくわかります。
 
 
 
閑話休題
 
 
二階へ行くには
 
 
 
 
階段の上に引戸の様な天井板があり
 
そこを押したり引いたりして開け閉めするようになっています。
 

 

下りたあとは下からこの引戸を閉めると二階が見えなくなります。

 


 

頭のすぐ上に天井ができる感覚です。

 
 
 
さて、1階の蔵の真ん中に置いてあったスチール棚は
 
最初全部で4つありました。
 
きっと父が組み立てたものなのでしょう。
 
そこに沢山の段ボールが積み上げられていました。
 
 

ここ何年かかけてその段ボールの中味を1つ1つ確かめ分別し

 

コツコツと皆で片付けた結果

 

スチール棚の半分は空いたので以前、夫が解体してくれました。

 

 

 
 

 

 

 

今回、残りのスチール棚と、本棚も1つ空きましたが

 

それは弟が帰ってきたら解体してもらうと妹が言うので今回はここまでに。

 

 

床も掃除し敷きものも新しくして今回のミッションはほぼ終了\(^o^)/

 

あの足の踏み場も無かったお蔵を思うと

 

「よくここまでにしたねー」

 

「よくやったよねー私達😄」


と長女とも労を労いあいました🥵🤧