キスしてもいいかなんて緊張した面持ちで言ってくるものだから、こっちまでいらぬ緊張をしてしまう。
どうぞ。と言って目をつぶると、目の前の人影がぎしぎしとした音をたてそうな動きをする。
意を決したのか、重なる唇と唇。
触れるだけの…甘い味のしそうな口づけ。
長いなと思って、うっすらと目を開けると、そこにはばっちりと目を開けたキャプテンがいた。
驚いてキャプテンの肩を掴んで引きはがす。
「何で…目、開け…!!」
「だって、目を閉じたら剣城が見えないだろ?」
「み、見なくていい!!」
俺は真っ赤な顔を見られたくなくて、俯いて顔を手で覆った。