だるい、お腹すかない、脚が疲れた。
ぼんやりと仕事部屋のソファーに身体を横たえながら、臨也は時間だけが過ぎていくのを感じていた。
いわゆる夏バテというやつだ。
近くに投げ出した携帯を手にとり、電話帳を開く。
岸谷新羅…………どうせ運び屋のことで頭いっぱいだろ。
結局即座に携帯を閉じて、また投げ出した。
そのまま目を閉じた。
ふと目を覚ますと、もう暗くなっていて、長い間寝ていたことに気づく。
食欲は依然としてわかないが、何かお腹に入れようと、ゼリー飲料とビタミン剤を口にした。
プライベート用の携帯が光っていることに気づき、開いてみると、新羅からのメールが来ていた。
『この時期になると、食欲が無くなる君は今年はどうだい?調子が悪いならおいで。』
そう書いてあるだけなのに、ひどくイライラして、携帯を他の携帯と同様に投げた。
「馬鹿みたいだ。」
臨也はまた瞳を閉じた。