臨也ときどき、ぞっとすることがある。 人間という生き物に。 ときどき、本当に突然。 背筋に悪寒が走るのだ。 どんなに愛を叫んでも、その吐き気のするような感覚は胸から消えない。 一度感じるとそれはずっと付きまとう。 たった一人この寒気を無くせるやつがいる。 非常に不本意だが、しかたがない。 この寒気をとるにはやつに会うしかないのだ。 池袋の喧嘩人形。 きっとシズちゃんにだけ寒気を覚えないのは、俺が愛している物の中に入っていないから。 たぶんきっとそうなのだ。