スマホに長時間ナビゲートしてもらうために必要なのが、USB電源。
USB電源を付ける時は、初めてバイクの電気系統をいじるのでめちゃくちゃ不安でした。
なにしろメーカーが電気配線図をくれませんからね。
制御系統がどういう仕様なのかもさっぱりわかりません。
そこで、参考にさせていただいたのが下記のサイト様です。
「USB電源 - 今が旬!CBR400R後期ライダーブログseason2」
非常にわかりやすくまとめられており、ほんと感謝しかありません。
同じことを書くのもあれなんで、私がやった方法で、写真が残ってる範囲でまとめていきます。
もちろん、制御系統の仕様は分からないままですが、電気屋さんとして守るべき心得は守っているという前提で回路を組んでいきます。
とりあえず電源くんを設置して、電線をがんばってバッテリーの近くまで持って行きます。
念のために耐熱ガラスチューブに入れていますが、別にそんな必要も無いと思います。
がんばればカウルを外さなくても線を這わせられるようですが、私は右のサイドカバーのみ外しました。
外したところでがんばって這わせることに変わりはありません。
がんばりましょう。
線を這わせ終わったら、まずシート下のヒューズボックスを開いて、既設の「TAIL/STOP/HORN」ヒューズを、「エーモン 低背ヒューズ電源 7.5Aヒューズ差替用 E576」と差し替えます。
(たぶん)テールランプ、(たぶん)ストップランプ、(たぶん)ホーンには数mAしか流れないので、7.5Aの電流が想定されている経路なら、十分に電力を消費できますね。(バッテリーが耐えられるかは知らん)
ただしこれ、差し込む方向を左右入れ替えると、回路的には(たぶん)こう↓なっているので、注意が必要です。
上図の「追加の負荷」の経路は、実物で言うところの「7.5A」ヒューズから出ている茶色い電線です。
この配線の時、最悪の場合、右上の経路に7.5A、右下の経路に5A、同時に流れると12.5Aの電流がコンピュータから出力されることになります。
コンピュータの仕様は知りませんが、おそらく出力リレーが焼き切れるでしょう。
そもそも、7.5A以下の電流しか流れない前提で回路設計しているでしょうから、7.5Aよりも大きな電流を許容してしまう回路を組むのは悪手です。
正しくは、「7.5A」ヒューズの右側から茶色い電線が出てくるように差し込みます。
この回路ならば、「追加の負荷」の経路に5A流れた時点で、「追加の負荷」の経路のみ遮断されます。また、さらに電流値が大きくなったとしても、7.5A流れた時点ですべての経路が遮断されるため、コンピュータは守られます。
では、なぜ私は「悪い配線」をしているのか。
”たぶん”というワードが多くて信用ならん!!
正直、気にする程のことではありません。
もしも、LEDランプ、ホーンに7.5Aも流れるようなことがあれば、ヒューズより先にLEDが焼き入れ、ホーンも切れます。
ましてや、2系統のヒューズが同時に切れるような状況、まず起こらないです。
それとこれは単純に私の手抜きで、私が悪いのですが、ヒューズソケットの入出力端子の電圧を測っていないので、どちらがコンピュータ側か知らないまま、憶測で差し込んでいます。
右左どちら向きに差し込めばいいか、という話以前の問題です。
今度調べて追記しておきます。
とりあえず、写真のように差し込めば問題無く動きますので、ヒューズボックスにカバーをしましょう。
この時、茶色い電線がじゃまになってカバーができないので、カバーを切っちゃいましょう。ニッパーでバキバキやれば切れます。
参考にしたサイトではこの次に「キボシ端子」が登場しますが、私はどうもこの「キボシ端子」と言うやつを受け入れられない。
ですから私は、裸丸端子と端子台にて代用しました。
非常に見づらい写真な上に、余計なものがたくさんついていますが気にしないでください。
端子台は向かい合う端子同士が導通している端子の台です。写真で言う黄色い線で結ばれた端子が導通しています。
左上の渡りバーによって、上3列の端子はすべて導通しており、共通端子として使用できます。
共通端子はユーズの茶色い線に繋がっています。キーオンで12Vを出力します。
同じ端子にUSB電源のプラスの端子を接続します。
GND端子はバッテリーのマイナス端子に接続します。
同じ端子にUSB電源のマイナスの端子を接続します。
今回は線を延ばすのがめんどくさかったので、バッテリーのマイナス端子に直接接続しています。
ってなかんじで、USB電源の設置完了です。
念のため、全部自己責任でお願いしますね。
なんか、すでに付けて終わってるものをまとめるのってめんどくさいですね。
次はドラレコ。