「鮨しゅんじ」@麻布十番(☆☆彡)
https://www.sushi-shunji.tokyo/
「鮨さいとう」の一番弟子橋場俊治の大将のお店。
服部栄養学校を主席で卒業している英才の寿司はまさに驚愕の流れ。自分の経験だけで比較すれば、すでに「鮨さいとう」を超えているのではないかと思う。
その分価格帯も高いが、季節をかえて再訪したい素晴らしいお店です。
住所:港区元麻布3-6-34 カーム元麻布 1F
電話:03-6434-5021
定休:日・水曜
営業:12時〜14時/17時〜19時/20時〜22時
もともとは「かんだ」のあった場所。
中に入り、風除けの通路を進むとL字型のカウンターのダイニングに。
俊治の大将は師匠の斎藤さんにそっくりで、所作が素晴らしい。奥様はソムリエで英語が堪能と鬼に金棒。
24年4月3日夜の来訪。
20時スタートです。
おまかせコース 35000円〜40000円
価格帯がすごいことになっています。
最初に若竹の茶碗蒸し。
添えられている木の芽の香りが良く、ワカメの塩気も良い。下にはなめらかな口当たりの茶碗蒸しで、中にもコリコリして美味しい筍が入っています。素晴らしいとしかいえない。
ザルの上に笹の葉を敷き、茹でる前のホタルイカを見せていただく。
さすがの仕入れですね〜。
これをつけるのは塩気のある煎り酒で、それ自体が美味しく、ハリのある真鯛も身美味。
茹でたてのホタルイカ。ゆずと大根のゆずおろしでいただく。
北寄貝のしゃぶしゃぶ。
普通に食べて美味しいのですが、小ネギ、茗荷、島らっきょを使ったポン酢のタレでもいただけます。隠し味的に入っている山椒で辛い。
あん肝。カリカリの蕎麦の実と蕗味噌を上に乗せています。
甘味のあるタレも上品で美味しい。
発酵させた蕪と三つ葉。そして旬であるふぐの白子。下にシャリの雑炊。
ここから握りです。まずは鯖。
その美しさに惚れ惚れしますね。シャリは赤酢だけど色が薄く、米酢かと思ったほど。
素晴らしく美味しい。師匠を超えている印象はここまでで固まっていました。さすがは2007年服部栄養専門学校首席卒業です。
炭火で炙った鳥貝。
ボタンエビ。殻ごと炒めて表面に火を入れているのだそう。トロッとした感じに仕上がっています。
海老の頭。炭火で焼いて海老の香りが香ばしく、中にある海老味噌も美味しい。
生ウニの太巻き。
青森の紫雲丹がまるまる1台巻き込まれています。本当に雲丹で口が満たされます。
穴子。甘いツメを塗っています。口当たりはフワフワ。
お茶もいただく。
「北じま」@鎌倉でも見たような炭火の七輪を使い、目の前で海苔を炙ってくれてから巻かれます。
味噌汁は山椒が効いています。具はありませんでした。刻んだ姫ネギのみ。
会計は50536円。何度も来れる価格帯ではありませんね〜。良い経験になりました。