「四川料理 巴蜀」@浅草(☆☆)
https://hashoku.9syoku.com/
福岡にお店があるときに予約しながらもコロナ流行が始まり行けなかった四川料理の名店が浅草に移転されてきました。
まさにここでしか食べられない料理があります。
シェフは四川料理に造詣が深く、より深めるために信州大学に入学されるとのことですので、今後予約困難となることが予想されています。
住所:台東区浅草6-5-3 テラ21ビルディング 1F
電話:090-6975-2371
定休:日祝日
営業:11時半〜14時半/18時〜22時(完全予約制)
浅草駅から10分くらいの場所にあります。夜だと周辺には意外に何もない用に見える。
店の上に突き出ている青い看板が目立ちます。その下の柱に店名。
ガラス張りのきれいな外観。客席側はステンドグラスのような色合い。
中も裸電球が下がるスッキリおしゃれな空間。テーブルクロスは青。
24年1月16日夜の来訪。
この日は意図せず貸し切りでした。
13200円
コースは一番下のこれに。この上も食べてみたいです。機会あれば誘ってください〜。
前菜盛り合わせから。7品の盛り合わせ。
中央にあん肝、唐辛子と。まったりしていてピリリと辛く美味しい。
上は丸めた焼き芋に晩白柚のジャムと金柑の蜜煮。
湯葉はとろみがあり八角が効いた味つけ。
まんま添えてある唐辛子で辛い塩味のメンマ。
そら豆。味噌味かと思いましたが、醤油漬けらしい。
これだけは意外に普通だと思ったかぼちゃの煮物。
ザクザクしたきゅうりの黒酢漬け
どれも美味しいです。
上に白胡麻がかけられている厚切りの蒸し鶏が棒々鶏発祥の地の1930年のもの。味噌ダレでしっかり美味しい。
細切りで上に味噌ダレをかけているのが江州の棒々鶏。日本には陳建民氏が持ち込んだのだそう。
上にパクチーを乗せているのが1980年の重慶の棒々鶏。一般的にはよだれ鶏と呼ばれています。辛味を加えたタレで、ピーナツと一緒に。
1938年創業、後ろ暗いことをしてないことを示すためガラス張りの厨房でチェーン展開している成都の店の再現。塩味鶏肉で表面のゼラチンは煮凝りのよう。これも棒々鶏なのだろうか?
エビと米を揚げてスパイスと炒めた一皿。
重慶の料理だそうです。成都の東で三国時代には巴と呼ばれていた。
そういえば、四川料理の店のこちらは重慶の料理が結構出た気がしましたが、店名が巴蜀ということに後から気がつく。
ポン菓子のように揚げてあるカリカリのコメに花椒の痺れ辛さをまとわせています。彩り野菜も混ぜ合わせて。そして中央には頭から尻尾まで食べられる海老。
めちゃ美味い。
この日一番のメニューです。
タイ、沸騰魚
真鯛を茹でて油をかけた料理。上には四川料理らしく辛味を添える目的の唐辛子。周辺にはソースではなく、やはり辛い油。
しっとりした鯛が美味しい。そして結構辛い!!
フカヒレ姿
気仙沼と思われる繊細なフカヒレの姿煮。
添えられているのは定番の青梗菜。
かかっているソースに特徴があり、ニンニクとネギを揚げて、鶏スープと鰹出汁を合わせたソースです。
麻婆豆腐
成都の1862年の麻婆豆腐。辛ーい!!
牛挽肉がしっかりしている印象。
これまた素晴らしい。
ストレートの細い麺の和え麺。
ニンニクとネギの油を絡めた感じでした。
上にむっちり美味しい蒸し鮑。贅沢〜。
スペアリブと干し貝柱のスープ。
生姜が効いたスープ。
店の好みが合う大崎さんと日頃話していて意見が異なるのは、スープも含めてのラーメンをこよなく愛している大崎村と違って、ぼくは麺を食べたい派なのでラーメンは汁なしでよく、横に美味しいスープをちょこっとつけてくれれば良いという考え。この店はそれを体現してくれています。
もちろん、ぼくの考えの方が異端ですw。
ライチの杏仁豆腐かな? 上には生姜が効いている手作りの雷おこし。
それと胡桃のケーキ。土台は酸味のあるさつまいもでした。
中国茶ポット(hot) 880円
烏龍茶でお願いしました。
荻野亮平シェフワンオペなので、混むと大変そうですが、大学入学して中国料理を研究する予定のシェフの話を聞けるのはとても嬉しい。
4月からは火水木休み+月か金休みで、週3の営業になってしまうそう。予約はまだ取りやすいそうなので、行くなら早めに!!
四川料理 巴蜀 (四川料理 / 浅草駅(東武・都営・メトロ)、浅草駅(つくばEXP)、本所吾妻橋駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0