「1000(せん)」@関内(☆☆彡)
https://www.instagram.com/yakitori_1000/
横浜屈指の焼鳥の銘店「里葉亭」出身で2号店の「美鶏」をまかされていた若き大将の独立店。
グルマン垂涎である世界唯一の無菌鶏である高坂鶏を使ったコースをいただけますが、若い才能がひた走り、東京の銘店を差し置いても、ここに来るべきと言えます。
住所:横浜市中区相生町2-52 金子ビル 3F
電話:045-307-9666
定休:日曜
営業:18時〜/20時半〜 完全予約制
関内の「唐家村」が1,2階にあるビルの3階です。
クラブがあるためか、なにやら艶めかしい入り口。
3階に上がれば、黒塗りの扉に赤い取手。手前に白い行灯。
中も黒い壁と天井で、ホワイトウッドのカウンターとダウンライト。
大きな団扇を越しに挿している厨房の千田の大将は相変わらず若い。
焼き台は2台。タレを塗る刷毛が5種類。塗り分けているのかな。
黒ウーロン茶 550円
これはよくあるもの。
コース 8500円
高坂鶏をベーシックに使ったコースのみです。
ノンアルコール梅酒の食前酒。とろっと濃厚でめちゃ甘い。カクテルグラスで氷入り。
挨拶代わりに黒い皿で串を打った胸肉のネギマ。
大ぶりの胸肉を頬張れば、あふれる旨味。塩気が素晴らしい。それと香り良いネギ。
ササミの手巻き。卵になる前の黄身を添えて。わさびをのせて花穂紫蘇をふってあり、海苔を巻いていただく。トロリとした黄身と淡白なササミが美味しい。
鳥の巣に見立てたサラダ。
大分の有機栽培のペビーリーフにグレープシードオイル、塩昆布と香ばしい発芽玄米のアラレ。青のり。ウズラの味玉。小さな大根の鳥と赤いパプリカです。
グレープシードオイルは癖がないのでこういう使い方ができると。真似したくなりますね〜。
無菌で育てられている高坂鶏の刺身。横にはそのレバー。
添えられている粉は葱油と胡麻油のパウダー。
このレバーが激うま。バターのようです。
この一皿だけでもこの店に食べに来る価値があります。
鶏味噌に香の物。包丁を細かく入れてあるきゅうりに、エシャロット、紅芯大根など。
胸肉のたたき。
厚切りでレア目。塩がふってあります。
添えられている柚子胡椒が辛く良い。
キンカンとつくね。
あふれる黄身に肉感あるつくねが素晴らしい。
ハツ。生姜で。驚くほどジューシーでプリプリ。この串は修行先の継承物らしい。
蒸しつくねの茶碗蒸し。
上には甘久郎(かんくろう)という完熟牛蒡の擦り流し。
中に埋まっているつくねはお麩入りでふんわり。
レバー。タレですがこれは普通か。先端はハツの小片。この先端のハツの食感との対比を楽しむのも良いそう。
これは驚きの一串。
熊本県産赤茄子。トロッとして美味い。胡麻油を塗って焼いているそうです。
厚揚げ。外側のカリッとした食感は厚揚げを超えています。
上には鬼おろしと白胡麻。下に醤油。
口直しで大根とレモンの冷たいジュース。
「九つ井」のコースの定番がここで出てきたのは驚き。
1年熟成のメークイン。表面はカリッと良い焼き加減で、中は驚きの甘さ!
皮。焼き鳥屋さんによって結構違いが出るのがこの皮。結構脂を落としてます。程よいカリッとさと脂身の量。
お皿につくねに卵黄。
はりがあって箸でつまみ上げられる卵黄がめちゃ美味い。
締めはラーメン、カレー、焼きおにぎりがあるので、全部お願い。
まずは半ラーメン。今や全国のラーメン店で使われているという「麺屋 棣鄂(ていがく)」の麺。硬めでしっかりした麺は確かに美味しい。脂をしっかり効かせた醤油スープ。色とりどりのアラレに刻みネギです。
次に半カレーライス。カレー自体はほぐし肉のカレーソース和え的な仕上がり。これは食べたい美味しさ。
最後に焼きおにぎり。大きな海苔の上に焼いたおにぎりとバター。
海苔で包んでいただくが、丸くカリッと美味しい!
これもここに着たらぜひ食べて欲しい。