「KOYAMA(コヤマ)」@鎌倉(☆☆)
https://koyamasuage.com/
緑深く閑静で美しい瑞泉寺間近で「米倉」があった一軒家にある鳥料理屋さん。これが素晴らしい。
予約困難な超人気店「鳥てる」@品川の青木さんが東京からわざわざ来るお店ということで、長年の友であるラーメン界の巨人大崎さんリクエストで訪れたのがこちらでした。聞いてみると「ひな鶏 小山」@大船移転されたお店。
駅から遠いけど、定期的に訪れたいお店がまた一軒できてしまいました。
住所:鎌倉市二階堂728-20
電話:0467-95-3533
定休:不定休 完全予約制
営業:12時〜15時/18時〜22時
以前は「米倉」があった建物。「凛林」の近く。
外観はどちらかというと洋風な一軒家で、門前の緑に石を並べたエントランスと照明が美しい。
中はどちらかというと狭い印象だった「米倉」時代に比べ、開放されて一つの空間になっています。白い洋風の内装。テーブルは3つ。
白い紙のランチョンマットに木の箸。
19年4月18日夜の来訪。
19時半から4名、大崎さん、まこさん、同行の友人を誘い、ぼくの車で伺いました。
台湾ウーロン茶 700円
耐熱ガラスの急須に茶葉で入れた烏龍茶。
これがきちんと甘いんです。これは美味しい!! ノンアル派には絶対のオススメです。箚しゆしてくれるので、最後までいただけるのです。
ジュース類もきちんとあるのですが、これがあるために頼み忘れました。
ちなみに「ひな鶏 小山」時代にもウーロン茶はあったのですが、そのときは三角ティーバッグでした。
ひな鶏の素揚げと軍鶏(しゃも)鍋コース 6300円
突き出しに茶碗蒸し。もち麦とそばの餡。なんともクリーミーな仕上がりで美味しい!
プリプリのもち麦に麦がまた良い。
店主の味覚の良さがしっかりと堪能できます。
メインの鳥が来る前にリピート決定ですね。
前菜盛合せ
八寸のような盛り合わせ。
左奥のガラスの小皿には水ダコの柔らか煮。上に添えられた木の芽で爽やか。
奥真ん中は蕨。噛むととろりとした感じが好ましい。上には削り節。
奥の右は薄切りの竹の子と春菊の和え物。
手前中央には淡白な胸肉の蒸し鶏。
これを辛みだれにつけていただくのですが、このタレが美味い。「イチリンハナレ」のよだれ鶏のそれに似ています。ああ、そうか、よだれ鶏なんだ、これ。その下にはブロッコリーと白ワイン煮のプチトマト。
左手前には甘酢漬けの赤キャベツの千切りと焼いた薄切りトーストに乗せたスモークチキンのリエット。ネットリとして美味しい。フェンネルを添えています。
メインとなっているのは見るからに美しい締め鯖の刺身。
横には煽りイカ。
自家製の桜塩とおろしたての美しいわさびでいただきます。薬味は千切りのミョウガ。ツマはなく、二十日大根がドカンと添えられていました。それにほろ苦く美味しいフキノトウの味噌。
口休めにブンタンのゼリー。その果肉が嬉しい。
素揚げ。胸と腿。脂っこくなく、カラリとしていてすごく美味い!
2人で半身です。
驚いたのは胸肉もジューシーに仕上がっていることでした。
塩味はついているので、つけるのは七味のみ。
サラダは葉野菜に黄色いプチトマト。醤油ベースの自家製タマネギドレッシングがまた美味い。
鎌倉野菜は東京の有名店などが買い求めて地元にはあまり回ってこないという驚きの情報。鎌倉周辺の野菜になるようですが、それでも新鮮で美味しいのです。
炊合せ
たけのことしめじと絹さやにわかめ。絹さやの甘みに驚かされる。
和食の基本がしっかりしている感じでした。
軍鶏鍋
コンロに銀色の平たい鍋で。
ここに5時間煮立たせないようにガラを煮たという旨みたっぷりの鶏がらスープと黒胡椒。
入るのは山梨の軍鶏の胸とモモ。軟骨入りのつくね。油揚げ。コリコリと触感の良い山くらげ、シャキシャキの三浦の肉厚ロメインレタスと水菜です。
スープが美味いので実に美味しい!! たまりません!!
〆雑炊又は中華麺
わがままを言って、両方いただく。
まずは中華麺から。上には生のキクラゲ。シャキシャキと凄い食感。
中華麺は市場で買ったもの。スープ激ウマだから普通の麺でも美味い。麺にこだわったら、もっと凄いんだろうなぁ。
それと雑炊。上には岩海苔。卵は八ヶ岳の卵。
デザートは右にいちごとりんごのコンポート、左にとろけるような八ヶ岳の卵のプリン。
持ち帰りでいただく。