「ラーメンゼロ」(☆☆)
http://www.setaga-ya.com/shop/ramen_zero.html
横浜発 驢馬人の美食な日々-RamenZERO
 調味料を使わず大量に炊いた素材の旨味だけで作った究極のスープ。

 名店「せたがや」がそんな驚きのラーメンを出す店を作り上げました。

 いやはや、最初の一口よりも食べ進むにつれて美味しくなるラーメンなんて初めてです。
 
住所:目黒区下目黒3-4-6
電話:03-3793-0018
定休:第3月曜
営業:11時半~16時/18時~21時
 
 目黒駅から結構歩きました。山手通りの歩道橋の袂、ビルの1階にお店はありました。
 角地にあるガラス張りの店。店の前には細い竹が植えられています。右側のレンガ壁には黒いプレートに白い文字の看板。暖簾は逆に白に黒文字です。
 入って左に厨房を囲むL字型のカウンター、右に6人掛けの大きく厚い木のテーブル席です。

 

10年3月31日昼の来訪。

 五反田のショールーム見学に行くついでに昼食は「カサローエモ (CASAROWEMO)」で大田原牛ハンバーグと決めていたのですが、行ってみれば水曜日休みでした。事前に下調べしないとやはりダメダメです。
 しかし、そんなこともあろうかと、目黒・五反田でラーメン屋さんを調べておきました。
 12時50分で先客はカウンター3人、テーブル5人。カウンターは空いていましたが、1席開いているためテーブル席に座るよう指示されました。券売機で券を購入してからです。
 
ラーメンゼロ 1000円
横浜発 驢馬人の美食な日々-RamenZERO01

 黒い丼での提供。
 スープはトロみのあるベージュ色の油が表面を覆う。
 厚岸のあさりや噴火湾のホタテ、昆布、するめ、煮干、鶏、豚、野菜、果物を大量に炊いて旨味とエキスで作り上げたというスープ。調味料ゼロ。にわかには信じがたいが一口目の塩分の物足りなさがそれを物語っています。しかし、アサリを食べて麺をすすると、だんだん気にならなくなってくる。いや、むしろ、このスープはとても美味しい。だんだん飲むのがやめられなくなってきました。
 麵は北海道産の小麦を使ったもので、切り立つような四角い断面。中心がアルデンテになる茹で加減は見事。粘りよりも歯切れのよさとつるつるした口当たりが良い麺です。
 具のゼロ特製焼豚はたれに一晩漬け込んだ肩ロースを230度のオーブンでじっくり焼き上げた本物の焼き豚。これは美味い!! 半分に切られた半熟味玉は黄身がとろりとしていました。
 これに海苔とメンマ、穂先メンマ、刻んだ青い小葱、そぼろが入っています。
 ところで、餃子を食べた後スープを飲むと、また最初の物足りなさを感じる。塩分をたれで取ってしまったためでしょうが、不思議なものです。

 
黒豚餃子 450円
横浜発 驢馬人の美食な日々-RamenZERO02

 餃子は小ぶりのものが6個。黒豚の挽肉中心でジューシーな味わい。皿にはいっしょに豆板醤、別皿で醤油と酢の醤油ダレがついてきます。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-RamenZERO03

 帰りに川沿いの桜を橋から見て帰りました。

 

ラーメンゼロ (ラーメン / 不動前、目黒)
★★★★ 4.0