「珈琲 森の時計」(☆彡)
http://www.princehotels.co.jp/newfurano/restaurant.html
Morinotokei
 家内と二人で見ていたドラマ「優しい時間」の舞台となった喫茶店。

 富良野の山の中に緑に埋もれるようにして建てられているここでは窓の外を見ながらゆったりとした時間を楽しむことができます。

 倉本聰監督がかかわったと聞くデザートもちょっとした趣向が好ましい。ドラマが好きだった方にはもっと評価が高くなるお店でしょう。
 
住所:富良野市中御料
電話:0167-22-1111(新富良野プリンスホテル)
定休:無休
営業:10時~21時
 
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 新富良野プリンスホテル の駐車場の横に林の中に作られているニングルテラスへの入り口のログハウスがあります。
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 「森の時計」へは向かって左の小道の方からまっすぐに降りて行った方がはるかに早いのですが、この趣のあるショップのモールを通るのは楽しいと思います。
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 板を貼って渡した通路があちこちに延び、木立の中の小さなウッドハウスへと続いています。これら一軒一軒がすべて小さなお店になっていました。
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 中央にはせせらぎがあり、複雑に入り組んだ木の根のような切り株。2世帯のニングルの住処だそうです。コロボックルのことでしょうか?
 アップダウンも結構ありますので、膝の悪い方には酷かも(笑)。
 そこを抜けて降りると下のほうへと伸びる林道。
 森の時間は100mほど降りた場所、木立の中にひっそりと建っています。

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 入り口はニングルテラス同様に板を張ったウッドデッキ。表には木彫りのふくろうが。実は撮影は下側から行われていたのではないかな。そちらはゆったり弧を描く木の階段になっています。
 古い洋館的建物で、重めの木の扉を開けて中にはいります。

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 中は風除けの後に待合スペース。シートがあり、黄色い塗り壁の洋風の敷居があります。天井のほうは開放的にあけられ、屋根まで太い木の梁が張り巡らされていました。

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 回り込むように右にあがっていくと、ドラマでよく見たカウンターがあります。そちら側の壁は一面ガラス張りで、外の緑が美しい。カウンターは9席、敷居の向こうにあるホールは22席備えたテーブル席でした。
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 石タイル張りのホールの敷居側には薪をくべるストーブ。一方の壁の方は斜めに切り取られた部分までガラス窓で、緑が美しく眺められます。
 天井の屋根には天窓が開けられていて明るい陽が入りますが、ぶらさがる裸電球のシェードは円錐で手作りな感じの穴が開けられています。

 

08年7月14日の来訪。

 「ファーム富田」 の次に。富良野駅のほうからだいぶ走った場所の新富良野プリンスホテルには14時55分の到着。

 

 事前に調べて食べようと思っていた焼きミルクは見当たりませんでした。探し方が悪かったのかもしれません。
 森のこだわりケーキセット 1200円だと飲み物とケーキが選べてちょっと安い。
 
ブレンドコーヒー 520円
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 テーブル席ではミルを使うことはありません。森の時計オリジナルブレンド。
 酸味が際立ち、ローストの苦味はそこそこ。
 
アイスティー 600円
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 アールグレイです。ベルガモットの香りがとても良いアイスティーです。
 
ふらのぶどう果汁(赤) 600円
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 果汁100%のぶどうジュース。
 
初雪 750円
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 充実した重さのガトーショコラを生クリームたっぷりのチョコレートムースで包み、パウダーシュガーを振って地面の上の初雪を表現したケーキ。甘みが十分で美味しい。
 
根雪 750円
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 真っ白い冬の富良野をイメージ。実は滑らかなホワイトチョコレート、ホワイトチョコレートのムース、生クリーム、パウダーシュガーの4層仕立てに思えました。幸せな甘さです。
 
 総評は☆彡(一つ星半)。
 ミルを使えるのはカウンターだけですから再訪したい気もしますが、コーヒー自体はさほど好みではなかったので…。

 

珈琲 森の時計 (コーヒー モリノトケイ) (喫茶店 / 富良野)
★★★★ 3.5