「TRATTORIA BREBIS(トラットリアブレビス)」(☆彡)
http://www.barneys.co.jp/stores/brebis.html
その昔、横浜の宿題イタリアンを記録した中で最後まで残っていたお店がここ。
「バーニーズニューヨーク」の中というでお洒落にはまったく縁遠い自分は気後れして入ることが適わなかったわけです。場所もよくわかっていませんでした。元町というよりも山下公園の方にあったとは…。
そして、そのお店がこんなに良いとは!
住所:横浜市中区山下町36-1バーニーズニューヨーク横浜店B1F
電話:045-664-4585
定休:火曜
営業:11時半~15時(土日祝~6時)/17時半~22時
白いビルの1階にスタッフが扉を開けて迎え入れてくれる「バーニーズニューヨーク」 があります。その向かって右奥に地下へ下りていくエスカレータがあり、こちらのお店へ。
実は帰るときにはエレベータで帰ったのですが、売り場を通り抜けずに入る入り口が山下公園側の通り側にありました。階段もそこにあるので、そちらからの方なら気軽に入れそうです。
赤いタペストリーを入り口にたらした店構えはスタイリッシュでお洒落です。
中にはいればすぐ右にバーカウンターがあり、左はダイニング。その奥に厨房が見えます。照明は間接照明とダウンライトで穏やかな光の空間。
奥の壁は四角い格子状の棚のようになっていて、白黒の写真が立てられています。その反対側にはタイルで描かれた壁画。とてもイタリアらしい気がします。
地下ですが天井は思ったより低くはなく、圧迫感がないのがいい。
11時半の開店と同時の入店。同じタイミングで入ったのは待ち合わせをしている女性一人のみ。程なく、二人の娘を連れた方と合流されていました。子連れOKは使えますね。
PRANZO C (Cコース) 2625円
コースは3種。一番上でこの価格ですからコストパフォーマンスも良い。
前菜の盛合せ)
手前はほんのり温かなキスのコンフィ。やや骨が気になるところですが香りよく仕上げられ、上の刻んだトマトとも相性はよし。
左は白いんげん豆のバジリコソース。赤いたまねぎと一緒に和えられています。上には赤い粒胡椒が一個。
右は刻んだ生ハムを巻いたカネロニ。表面が固めに焼かれていて面白い。
パンは丸い自家製パン。焼き立て熱々。バルサミコをたらしたオリーブオイルで。トスカーナの香りのするエクストラバージンかな。
本日のスープ)
よく冷やされた白い皿で。冷製のにんじんのポタージュです。
上にはオリーブオイルとパルミジャーノ、刻んだ姫葱。
こんもりと盛り上がるほどに濃厚なにんじんのポタージュはクルーミーでまったり口に広がり冷たく美味しい。
5種類の中からお好きなパスタ一品) シチリア産アンチョビとナス、ケーパーのアーリオオーリオ
小さめに切った茄子がのるアーリオオーリオのスパゲッティーニ。ナスの色が移ったのか醤油を使ったかのようにやや色が濃い。細かなにんじんと赤唐辛子、緑のオリーブ、ケーパーなどがソースに使われていました。
本日のメインディッシュ
肉か魚の選択。プラチナポークにしました。
グリルされたプラチナポークは肉の色がピンク色で良い火入れです。脂身も美味い。下味の塩がやや弱めなので、ソースがあるにしてももう少し塩気があったほうがおいしいのではないだろうか。その分ソースの塩分を少なくするなどとして。ソースはオリーブのソース。香りは正にオリーブのそれ。
付け合せはルッコラと野菜のグリル。赤い蕪、黄色いズッキーニにじゃがいもです。このじゃがいもがインカの目覚めのように美味しいものでした。
デザートは桃のコンポートとパンナコッタのグラス、ティラミス、ローズマリーのジェラート、ホワイトチョコレートのジェラート、栗のケーキ、ブルーベリーにラズベリーとさくらんぼです。
栗のケーキは難しい名前を言っていましたが聞き取れず。干し葡萄、アーモンド、胡桃などが入っていました。
食後には珈琲か紅茶を選択できます。
紅茶をお願いしましたが、アールグレイですね。香りが実に良い。
総評は☆彡(一つ星半)です。シンプルフレンチとしてとても良いお店です。夜に来るともっと評価が上がるかもしれません。 ☆☆でないのはなぜか不思議なくらいですが、パスタの量があまりにも少なく感じたからかも。もちろん、美味しかったのでそう感じたのです。

