残念ながら閉店されているそうです。
「RESTAURANT 絲杉」@茅ヶ崎(☆☆彡)
茅ヶ崎の住宅街…こんなところに!と思わせる場所にある創作和食の一軒家レストラン。
建物も中の装飾もデザインにはすべてこだわりが見られ、給仕のご主人と料理を作られる奥様のコンビネーションもよく、わがままな時間を贅沢に過ごすことが出来ます。
創作和食というよりもジャンルは多国籍。十分すぎるほどレストランとしての味、そして食べ手に訴えかけるような優しいこだわりのメッセージ性を持つ店です。
住所:茅ヶ崎市東海岸北1-5-49
電話:0467-88-3060
定休:木曜、毎月10日
営業:11時半~16時/17時半~20時(LO)
こんな奥に店があるのかな?というような大きな車では入りにくい道を通った住宅街にあります。
外観は洋風建築。窓は縦長で小さいものしかなく見え、壁で箱を構成している工法にも見える。入り口は数段上がる階段からアーチを描く穴があいたよう。これが欧風の面持ちを作り上げている。
家の裏手に駐車場がありますが、他の車のためにちょいと入れられず。それでも接客を担当されているオーナーが自ら出てきて誘導してくれました。
中に入ると独特のデザインのお店。箱的イメージを払拭し、美しい曲線と緩やかな照明からなり、最初から家としてよりもレストランとしてきちんと設計していることがわかります。ウッドの色合いの良い板張りの床に丸い木の柱、コーヒーをいただくのに心地良さそうなカウンター、知床の芸術家による作品の展示、明るい天井最高と暗い場所のダウンライト、天井で回転する2機のファン、実に気持ちが良い。
先客は3組くらい。茅ヶ崎のハイソな奥様で埋まっています。
昼食膳 1575円
サラダ、茶碗蒸し、蒸かしおむすび、メインから1品選択、からなるコース。
鶏ささ身とわかめ、たまねぎ、トマト、レタスのサラダ。醤油ベースのドレッシングが最低限かけられていて、味的にも絶妙。
鶏胸肉のソテーで、皮がカリカリに焼かれています。ソースはチョコレートとバルサミコの酸味とカカオの香りのするソース。甘いチョコレートを想像するとちょっと違います。ここにすりおろした柚子の皮をちらりと。付け合せは蒸したジャガイモ、人参のソテーにきゅうり。
家内が食べたのはこのメニュー。がっつりとガーリックバターが効いていて、直球で美味しい。
面白い陶器の皿に昆布に巻いて蒸したおにぎり2個。海苔と胡麻で昆布の味がほんのりとうつるおにぎりは素朴ながらも実に良い。
コストパフォーマンスは抜群です。これだけ美味しいセットをこの価格でいただけるのであれば人気が出るのも当然。
事前にお願いしておきました子供用のメニューはおかゆ、茶碗蒸し、和風だしでゆでた野菜です。南瓜、人参、高野豆腐、里芋、椎茸でした。素材がしっかり生きた和食。こういうメニューをお願いすれば作ってくれるというところが家庭的で良い店です。
ちなみにトイレもまで行く通路も無駄な空間をわざと作り、美しく構成。作品を飾り、まさに芸術品の家。
トイレも四角ではありません(笑)。不思議に広い多角形の部屋は便座をすりガラスで隠しています。(こちらの写真はmixiの方にアップしておきました♪)