「Duc de Bourgogne」(☆☆)
http://www.ducdebourgogne.ne
 Duc de Bourgogne
 
 ベルギーはブルージュからもう1軒。
 限りなく残る中世の景観を誇るブルージュのベストスポットにあるホテル兼レストラン。
 市庁舎の南、運河側の通りにあります。
 
 住所:Huidenvettersplein 12 8000 Brugge
 電話番号:(050)332038
 
 現地ガイドと添乗員のお二人が美味しいとお勧めしておりましたので、ツアーで同行していた年配の姉妹と4人で12時に予約の上入店しました。  
 レンガ造りの年代ものの建物は現代から過去へとトリップさせてくれます。
 1階のレストランスペースだけ見ると、完全に海外の高級レストランのそれ。シックな階段を上がって2階に行くと客室でした。
 正装していませんでしたが、空気から接客まで高級レストランのそれですね。ディナーにはやはりジャケットを要するでしょう。
 入店時には貸切状態で角に近い窓辺の一番良い席に通してくれました。ここは市庁舎や鐘楼が運河越しに見えるブルージュでもっとも景観が良いといわれる場所。自分がその風景の一部になっているかのようです。
 
 ランチメニューで36ユーロ。ワイン付きは二人からで52ユーロ。オレンジジュースは5ユーロ、赤ワインのグラスが6ユーロ、紅茶とコーヒーは5.5ユーロでした。
 
突き出し)

 まずはカナッペです。香辛料のきいたそれにつけるのは、程よい酸味でクリーミーなサワークリームと北海沿岸で取れるクルヴェット。最初からガツンと美味い品が出てきて大喜びです。クルヴェットは小指ほどの大きさの海老でネギやニンニクの芽と一緒に和えられて出て来ました。
 
前菜)Le saumon d'Ecosse, fondue d'oseille et tomates confites

 温前菜。厚手のサーモンのムニエルをやや酸味があるクリームソースでいただきます。サーモンは火を通しすぎず、生でもない微妙な焼き具合。プチトマトや食用のほうずき、豆が開いたような細いモヤシが添えられています。万能ネギはここでも。
 
メイン)L'emince de veau a l'estragon et pates fraiches

 小ぶりなニンジン、サヤエンドウなどの西洋野菜の上に仔牛のソテーがのった主菜です。脂身のない肉ですが美味しく、油分はバターを使ったソースで補っています。付け合せはシンプルにソースなしのフィットチーネで、揚げ玉ねぎを振りかけてある。フィットチーネはぼくにはやや茹で過ぎ。
 
デザート)Le dessert

 ほおずきやクランベリー、ブルーベリー、ストロベリー、リンゴの上にバニラアイスとソース。周辺は赤と白のソースで飾られ、スライスアーモンドが散らされたデザート。見目良く満足いく品でした。
 
お菓子)

 コーヒーと一緒に焼き菓子は自家製で小麦の香りよい5種のクッキー。コーヒーや茶のカップはロゴ入りで3層の赤い輪が美しく見える。