昨日20260514は朝から浅草へ吟行し、浅草寺の塔の位置を再確認できた。
大屋根の瓦かわらに夏めきぬ あき坊
北京語はほとんど聞こえないけれど、欧米系と思われる人々が多くてびっくりした。五月にしては暑い日ながら、あの方達の中には裸同然で歩く者もいて、もういちどビックリ。
浅草神社
提灯に三社祭と知る遊子 あき坊
川向こうもうろうろしつつ言問橋を越えて、「山本や」で一休みがてら長命寺桜餅で小腹を満たした。葉っぱの塩味も以前は気にならなかったが、一枚の三分の一ほどは食べ残した。
山本やの桜餅は3枚の葉で包まれているので、三つ食へば葉三片や桜餅 虚子なら、召し上がった桜餅は長命寺ではないな。
桜餅サクラ色とは笑止なり あき坊
子規は、わずかな期間のようだが、この「山本や」に下宿したことがある。
向じま花さくころに来る人のひまなく物を思ひける哉 子規
五月でも物思ふよ
新緑や墨堤をもの思ひつつ あき坊
その後、さくら橋を渡って花川戸から、また浅草方面へ戻った。
夏めくや車道は持たぬ桜橋 あき坊
橋から隅田川を眺めると、近頃はさいたま市の荒川しか見ていないので、水量の多さに驚き、我が発見だった。海近く土地の低いせいもあるだろうが、周辺地域が天変地異にどれほど耐えられるか心配になった。
川風の吹出すあたり夏の雲 あき坊
川沿いのプールで遊ぶウミネコを見たり、水上バスの爆音を聞いたりしながら神谷バーまで戻ったが、さすがにお上りさん過ぎるかとこの店の写真は撮れなかった。
海猫の二羽飛び来たる小学校 あき坊
伝法院通りを行けば、かつて通った店もあるのだけど、下戸の家内に申し訳ないので、上野駅へ戻り、構内の蕎麦屋「いろり庵」へ。こちらは10年ほど前に大改装したが、その頃は呑兵衛の集まる「ほぼ居酒屋」だった。旅行客は入り口近くの入れ込みの大テーブルに座って蕎麦を食ってそそくさと出て行ってたから、苦情もあったのだろうな。
当時は構内の蕎麦屋とはいえ日本酒の品揃えは一流だった。内装の整備で、ある種のカオスが整理されて面白くない店にはなったが、酒は今でもたっぷりある。昨日も座った席の後ろに七十代と思われる男衆が酒盛りを始めておった。
当方はご飯少なめ天丼と掛蕎麦と中ジョッキだけ。ほどよく疲れたし、追加の冷や酒は控えても満足な楽しい一日となった。
窓越しのスカイツリーや冷奴 あき坊







