昨年の2023年は病からの逃走に成功したかの如き高揚感から、ビールの量が増えたり、俳句から緊張感が消えたりと迷走してしまった。

2024年になってから、ブログに書いたようなデッサン俳句を読みながら、「冷や汗駄句駄句」しつつ背筋を伸ばす意欲を再確認していた。

 

今朝はなんと、読売俳壇小澤實選に採っていただいた。2022年初夏の裏門を入るやプールの水匂う以来2年ぶりだ。選者から評が頂ける時はいつも思うが、先達の鑑賞力は真に的確だ。その正しさに追いつけないながら後追い出来ている自分の発見も嬉しい。

 

春燈には冬燈が内包する例えば寒さや受験や凍てつく光とかが消えて、やや長くなった夜の入口に寛ぐ気分がある。その気分とコダイギョの対比も意識の中には在った。

 

ちなみにこのフィギュアは札幌の水族館で見かけてその時は買いそこない、これを買うために再訪した思い出のフィギュア。デボン紀後半に登場したこのダンクレオステウスは板皮類と呼ばれるように、顔面周囲は固く覆われているけれど、その他は軟組織で化石化しなかった。なので、その化石は部分しかなく更なる異様を誇っている。

 

 

そんなワケで、入選してまたやる気が出た。この一年は迷走したが、2024年も間もなく折り返しのところまで来て、運気上昇中かも。

 

先日は荒川の彩湖公園で紋白蝶の仲間でも少し大きいスジグロシロチョウと出会い、なんだかいい気分だった。その代わり、痛風発作が再発してお薬を服用する羽目になった。神様のバランス感覚はすごい。