歌詞の無い歌を書いた時、キーボーディストあいあいさんが編曲してミュージックにしてくれた。
後になって、周期的な情緒不安定を言葉にしたつもり。
訳詞ではシャンソンの♪パダンパダンが気に入っている。短い語りの後、ラジオなので曲半ばまで。
人生は舞台、いつの日か必ず幕が下りる。それまで自分は誰かであり続けなければならない。
映画が終わってエンドロールの静寂の中で、ついさっきまで展開されたドラマの余韻に浸るのは最高の時間だ。帰りを急ぐ人の物音をBGMとして聞くのもいい。
やがてすべてが終了して薄明りが灯りだすと、未だ現実世界との境界は曖昧なまま、新たな時が刻まれ始める。
映画が終わって人が立ち、ざわつき出した映画館。「…あらっ?」でも人違い。
落ち着かない日は、自分の歌詞など振り返るのもいいものだ。
楽曲に支えられて言葉が立ち上がる喜びを再認識している。
書いただけの言葉はいわば寝たきりで、介護なしには自立できないのだから。
今朝の梅は心なしか元気がない。弱々しく咲いて弱々しく散るか。早く咲いた梅はすっかり散ったし。
乱雑と見ゆる自由ぞ梅の花