スキー道具に費用をかけるのはそろそろもったいないと思っていたけれど、ボード用の安グローブでは皮膚が怪我をしてしまうので、背の硬いものを買いに行って来た。
途中振り仰ぐさいたま新都心の午後4時過ぎの冬の空は美しかった。
スキー服買いにヨドバシカメラまで
ポールをがっちり突くことなしにも楽しめるスキーだけど、気づけば手首の皮がズル剥けってのもつらいので、¥10000-の出費になった。左の白交じりが今回買ったもの。
手袋やスキーツアーに申し込み
で、帰りにコロナ禍以来伺っていない和食屋さんに立ち寄ってひとしきり飲んだ。
お通しがいきなりこじゃれたお味で、このお味がお久しぶりなのだ。
胡麻豆腐冷たし食道通過中
刺身は豪勢五種盛にして、感動的な鰤、味わい深き本マグロ、海の香溢れるつぶ貝、サバカツオと思われるしめ鯖そして甘エビをじっくり味わった。生ビールが冴える夜だ。
大漁の寒鰤山の居酒屋に
カラスミは卵巣だから雌はもてはやされるのに、雄は粗雑に扱われているんじゃなかろかと常々不安に感じていたので、お品書きにぼらの白子があったのでこりゃめでたしと注文した。自宅近くにも群れを成して遡上してくることのある魚なので、生食用はどうかなと思わないワケじゃないけど。
姫始白子ポン酢に伸びぬ箸
筍と若布の鍋仕立ても牡蛎のガーリックバターも美味しかったけれど、減塩の身にはきつかったかな。でもこの頃には打ち続く生ビール攻撃から鰭酒に退避していたので、酔いに任せて牡蛎なんぞはかなり食べてしまったような気がする。
たまにはよかろう、健康にはメンタルヘルスも重要だから。
鰭酒やコロナ禍前の艶話
鰭酒や注酒の甘みにも飽きたので、新亀を常温で一合頼んだ。それなりに酔いだして気が大きくなってきたから、ちょっと危ないので最後の一合と決めたワケ、健康第一。
酒を入れた徳利は気に入ったけど、お猪口は安い柿右衛門て感じでなんだかピンと来なかった。
雪催今宵の〆の冷一合
最後に摘まんだ鉄砲は山葵入りにしてくれたが、干瓢の味付けが濃すぎてムリっぽい。これなら山葵でなく白胡麻にすればよかった。でも彼は寿司職人じゃないしね、海苔巻きも素朴で親しみやすいし良しとしよう。
不揃の海苔巻楽し隙間風
醤油の代わりに酢を使う生活も快適だし、そんな薄味生活に馴れると外食が不便になって来るものだな。
とかなんとか愚痴っぽいけど、外で味わう酒はうまい。スキーの合間にまた出かけねば。