Blog句会「悠々自適」に投句した3句のうち、どなたの心にも届かなかった句がこれ。
すりばんや太鼓を止める音頭取
件の夏季合宿習作百句では
すりばんの鳴るや祭の早仕舞
としましたが、「鳴る」に緊迫感が無いので、ここでは和太鼓を叩く大きな音に懸けました。
でも結局は、この言葉「すりばん」が浮世離れし過ぎていたかな、反省しきり。
自分の近所の「田島火の見下交差点」脇で先だって火事がありましたが、半鐘の音は聞こえませんでした。火事現場は火の見櫓から直視できるほどの位置でしたから、叩かないはずはないと思うのですが、どうだったのでしょう?
「すりばん」とは火事の時に半鐘の叩き方のパターンで、短間隔で激しく打って火事が近いことを人々に教えます。
「すりばん」は美空ひばりさんの♪お祭りマンボに使われていますので、よろしければお聞きください。
この歌はしばしば踊られてもいますから、割と身近かなとも思いましたが。
注)本題からは離れますが、この歌はエンディングが泣かせます。ただ最後までは演奏されないことも多く惜しい。
で、「音頭取り」は盆踊りを仕切るいわばディレクターなので、彼は祭を盛り上げると同時に囃子方、踊子、見物客などさまざまその場に居る人々の安全を段取り良く守る役です。
先日はどこかで市長が台風だから市民には避難しろと言ってるのに、直接の中止要請をも無視してなにやら踊を強行した実行委員会とかはどうしちゃったんでしょうね。
算盤を弾いてしまったのでしょうか。
本句は自由溢れる夜の賑やかさから、不意に音楽が止まった静寂の中で全員が近火を知ることになる緊迫した場面のつもりでしたが残念。
また山本健吉基本季語500選にも風生歳時記にも「音頭取」は季語として気掲載されていますが、例句は見当たりません。
ちなみに、やまぎりにぬれて踊るや音頭取 飯田蛇笏 では、季語は踊るです。
音頭取りを季語に使うのも問題があったかな。
やは『ちょっと聞いてよ』と読み手に話しかけたり注意喚起の意味で使いました。以上。
今朝は窓を開けると秋風だったので、20㎞サイクリングに出ました。
気持ちのいい朝でしたが、荒川土手に上がると風が強く難儀いたしました。しかし幸いなことに西風だったので、横風を受ける区間が長く、正面から逆風を浴びるのは短くて済みました。
さいたまの富士見え初むる八月尽



