菜は野越え出町路地までえごの花
季語えごの花(仲夏・風生歳時記)
出町は京都。
以前はのどかな気分もあったけれど、ここも今風な街になっているようだ。
ここの十念寺さんが檀那寺でしたけど、両親の墓は埼玉に持って来てしまった。
駅名は『出町柳』と名乗っていますが出町・柳の二つは本来鴨川を挟んで向き合う地区で、出町には近郷近在から都に物資を持ち込む市が古くから立ちました。菜っ葉も運んだことでしょう。
ここが終点の鯖街道は有名ですよね。
日本海の鯖を塩漬けにして運び鯖寿司に作り、ぎりぎりの熟成感を楽しんだ。
過去に鯖ではひどい目に遭いましたし、3年前は鰹にもやられました。
しかし、どちらも懲りずに食べまくっています。
我が喫茶手伝うだつて五月川
季語五月川(夏)
五月川は五月雨のために水量が増し濁った川なのだけれど、夏の渇水期の川や遅い雪解けの川も。
この句では五月晴れを映すような清々しい川をイメージしました。
喫茶軽食を提供する店はその川を見下ろす山にあって、「今日からバイトが来るよ」とか話しているワケです。
大相撲の芝田山親方(元横綱大乃国)は大のスイーツ好きとして知られていますが、
この五月川も実はスイーツ好きの関取なんです。
しかし、力及ばず廃業することになりました。
繊細な四股名五月川ではなく、もっとタフなせめて五月浪とかだったら良かったかな。
でも
見な喫茶とか皆喫茶とかでは面白くないな。
なはのこえてまちろちまてえこのはな
わかきつさてつたうたつてさつきかわ
以上、ワケワカラン回文俳句の弐句でした。