春の回文ともそろそろお別れ

歳時記の季語を逆さまに読む作業終了への鎮魂のつもりの三句。

 

回文

落札は事業予期し初桜

らくさつはしきようよきしはつさくら

仕事の開始を初々しい桜が応援している。

 

和歌載るは喜び頃よ春の川

わかのるはよろこびころよはるのかわ

短歌が結社誌の巻頭を飾った日の事

 

では乗るは釧路よろしく春の果

てはのるはくしろよろしくはるのはて

春が終わったら好きなふる里を出るつもりでした、回文は置いて行こう。