参考資料は文末にまとめておきました。

 

 

本日の昼飯は 成長の筍入り長寿ラーメンにしました。

余った筍は晩酌の相手に指名しました、シナチクも。

 

さて、今年は私にとってはきわどい一年でした。

元気に年を越せると思えない時期もありましたが、手術やら医学のお世話になり 無事に来る2023年を迎えることができそうです。

 

先々のことはわかりませんが、ともかくも日暮れる頃にその一日を後悔しないように生きるつもりです。

 

例えば晩酌のお共の冷奴には生姜を卸しますが、ついでにタマネギも卸しています。

深遠で豊かな味わいになりますから。

 

(しも拭くもあなたまかせの年の暮 小林NISA(にぃさ)

 

思い出しますと、全身麻酔ですから導尿カテーテルは入ったままでしたけど、排便はリハビリパンツと言いますかオシメではどうしてもできずにトイレにがんばりました。

 

この年末にはこの世に居ないと思っておりましたので、2022年の空気を吸いながら2023年に生き延びて行ける実感に感動しています。

 

石ができて虚血もあって大三十日 正岡ピロシキ

 

(ラーメンの残りのシナチクですが、晩酌のビールによく合います、追加で。)

 

で、私の病は石なんぞではなく、虚血はあったかもしれないけれどそれは大したことがなく、本質はとんでもなくシビアなものでした。

結論は 医師のご尽力で生還できました。

 

11月には「何をしてもいい」と医師の許可が出て、鯨飲馬食です。

でも飲むことも食べることもほどほどにいたしておりましす。それで十分暮らしていけますから。

 

(豚肉もビールにぴったり、でも少なめに)

 

とし守る老はたらふく食ひにけり 与謝ブーション

 

だから、食ってないって、飲んでないって、ほどほどだって。

注)ブーション;ワインのコルク栓

 

とは言え、生き延びたからには何かお役に立ちたいけれど、なにも成さずに暮らしております。

そうなんです、この努力しない感はなかなか心地よいワケで。

 

去年今年ぬくぬくぼーっと緩きもの 高浜キョンシー

 

若いころ ぬくぬくぼーっと生きることを理想とする時期がありまた。しかし、それでは何も解決しないとシャカリキに生きて参りましたが、ここへ来てようやくぬくぬくぼーっと生きることの充実感を手に入れました。

もちろん、それが病魔との取引であったことは承知しておりますので、本当は充実感などと呼べる代物ではないかもしれませんが。

 

 

年が明けても 私はきっとこのまんま。

急ぐことが好きな性格は捨てたまんまですし、昼の酒が好きなのはそのまんま、スキーは休憩なしで滑りっぱなしのまんま、囲碁将棋は勝つまで座ったまんま、要するに何かと面倒なヤツのまんま生きてくつもり。

 

おもしろや今年の春も上の空 松尾アチョー

 

地に足なんか着けないで、軽やかに季節の風に吹かれながら、ふわふわふわふわするつもり。

では来年もよろしくね\(^o^)/

 

 

参考資料

ともかくもあなたまかせの年の暮 一茶

漱石が来て虚子が来て大三十日 子規

とし守るや老はたふとく見られたり 蕪村 

去年今年貫く棒の如きもの 虚子

おもしろや今年の春も旅の空 芭蕉